ひょうたんからコトバ

『ひょうたんからコトバ』は、2009年4月8日から2014年3月10日までNHK教育テレビ（後にEテレ）で放送された、小学校3年生から6年生を対象とした国語番組です。この番組は、子どもたちが言葉を豊かに使いこなせるようになることを目指し、ことわざ、慣用句、故事成語などをテーマに、それらの言葉が生まれた背景や、実際の使い方をわかりやすく解説していました。字幕放送にも対応しており、より多くの視聴者が楽しめるように配慮されていました。

番組は、大きく分けて「故事成語」、「ことわざ」、「俳句・短歌」、「日本語いろいろ」の4つのコーナーで構成されていました。特に「ことわざ」のコーナーでは、毎回異なるゲストが登場し、バラエティ豊かな内容で視聴者を魅了しました。言葉の面白さや奥深さを、子どもたちが興味を持って学べるように工夫されていた点が特徴です。

2013年度をもって番組は終了し、後番組として『ことばドリル』がスタートしました。後番組は10分番組となったため、『ひょうたんからコトバ』は、NHKの小学生向け国語番組としては最後の15分番組となりました。

番組には、パントマイムパフォーマンスで人気の「が〜まるちょば」が出演し、オープニング直後の「今日のテーマ」と「日本語いろいろ」のコーナーで、言葉を使わないサイレントコメディーを披露しました。彼らのユニークな表現は、子どもたちに言葉の面白さを視覚的に伝える役割を果たしました。また、ナレーターは声優のうえだゆうじさんが務め、親しみやすい語り口で番組を盛り上げました。

2010年度以降は、2009年度に放送された内容を再放送していました。これは、過去の放送を振り返り、子どもたちが繰り返し学習する機会を提供するためでした。

番組の詳しい情報は、NHKの公式サイトやNHK放送史のウェブサイトで確認することができます。

この番組は、子どもたちが言葉に対する興味関心を高め、豊かな言語能力を養う上で、重要な役割を果たしました。言葉の背景や文化を学ぶことで、より深く言葉を理解し、使いこなせるようになることを目指した教育番組でした。

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