ひろたあきら

広田あきら：お笑い芸人から絵本作家へ

1989年生まれの広田あきらさんは、吉本興業東京本社所属のお笑いタレントです。高校時代からお笑い活動を始め、数々のコンビを結成しながら芸人としてのキャリアを積み重ねてきました。独特のユーモラスな作風で知られる絵本作家としての顔も持ち、その多才ぶりから注目を集めています。

お笑い芸人としての歩み

高校3年生の時にはコンビ「堀内ライドオン」を結成し、M-1甲子園に出場。その後も「1+1=」「マニッシュガーリー」「も～にんぐ」「リリアン」「おともだち」「JUNK∞TION」など、複数のコンビを結成し活動しました。相方の脱退や解散を経て、2018年からはピン芸人として活動しています。

数々のコンビ活動を通して、M-1グランプリやキングオブコント、R-1ぐらんぷり、THE MANZAIなど、多くのお笑いコンテストに参加。また、テレビ番組『やすだの歩き方』への準レギュラー出演や、『有田ジェネレーション』への出演など、テレビやラジオなど幅広いメディアにも出演しています。現在も、stand.fmで自身のネットラジオ番組「ラジオダギャー！！」や「裏ひろた」を配信し、精力的に活動しています。

絵本作家としての才能

ピン芸人としての活動中に絵本『ゴムあたまポンたろう』に感銘を受け、絵本の世界にのめり込むようになります。2016年から「絵本芸人」としてライブや読み聞かせイベントを開催し始め、2019年には初の創作絵本『むれ』を発表。この作品でMOE絵本屋さん大賞新人賞を受賞するなど、絵本作家としても高い評価を得ています。

その後も、『いちにち』『にゃおにゃおにゃお』『ぐるぐるぴ』『ちんぽうがき』など、数々の絵本を出版。独特のユーモラスな絵柄と、子供たちの心に響くストーリーで人気を博し、多くのファンを獲得しています。絵本を通して、子供たちに喜びと感動を与え続ける活動は、彼の芸人としての活動とも通じる、創造性あふれる表現活動と言えるでしょう。

主催ライブ、イベント、出演作品

広田さんは、自身の主催ライブ「conte project MIX」や、井上彩輝さんとのツーマンライブ「ダギャー!!」などを開催し、積極的に活動の場を広げています。また、絵本ライブを定期的に開催するほか、東武ブックスビーンズ戸田公園店などで絵本の読み聞かせも行っています。

神保町花月での舞台出演経験も豊富で、『妖怪探偵ルルルと最後の事件』、『絶望が持った音～ある師弟の想い～』など、数多くの舞台作品に出演。多様な表現活動を通して、芸人、絵本作家として確かな地位を築き上げています。

まとめ

広田あきらさんは、お笑い芸人としての経験と才能を活かし、絵本作家としても成功を収めている稀有な存在です。お笑い、絵本という異なる分野での活躍は、彼の旺盛な創作意欲と、人々を笑顔にするという強い意志の表れと言えるでしょう。今後の活動にも目が離せません。

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