ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

ニッポン放送で、2017年10月1日から毎週日曜日の午前5時から午前7時まで放送されている生放送のラジオワイド番組です。番組名の通り、有楽町にあるニッポン放送のスタジオから、リスナーの皆様の早朝のひとときをお届けしています。

この番組は、それまで同時間帯に放送されていた『くり万太郎のサンデー早起き有楽町』を引き継ぐ形でスタートしました。番組開始にあたり、パーソナリティはニッポン放送アナウンサーのひろたみゆ紀さんに交代。以来、ひろたアナウンサーがリスナーに語りかけるように番組を進めています。

番組の大きな特徴は、リスナーから寄せられるメッセージを大切にしている点です。日々の出来事、感じたこと、誰かに伝えたい思いなど、様々な声がメールやハガキで届けられ、ひろたアナウンサーが一つ一つ丁寧に紹介していきます。早朝という時間帯ならではの、落ち着いた雰囲気の中で進行されるメッセージ紹介は、多くのリスナーにとって日曜の朝の楽しみとなっています。

午前5時の番組開始とともにオープニングが始まり、まずは最新のニュースと天気予報で一日の情報を提供します。午前5時台には、映画を紹介する「ひろたみゆ紀のサンデー早起キネマ」や、番組審議会の内容を伝えるコーナーなどが設けられています。また、午前5時25分頃からは宗教番組『心のともしび』が放送されます。これは特番編成などにより放送日時が移動する場合もあります。

番組中には、いくつかのフロート番組（番組内に内包される形で放送される独立した番組）が組み込まれています。午前5時30分頃からは、中山秀征さんと石川みゆきさんがパーソナリティを務める演歌・歌謡曲の番組「中山秀征の有楽町で逢いまSHOW」が放送されています。午前6時台に入ると、朝の運試し企画に続き、再びニュース・天気予報、そしてリスナーからのメッセージ紹介の時間が中心となります。この時間帯にも、全国の消防団の活動を紹介する「おはよう!ニッポン全国消防団」や、うつ病・認知症について語る「ウィークエンド・ケアタイム『ひだまりハウス』～うつ病・認知症について語ろう～」といったフロート番組が放送されており、多角的な情報をリスナーに提供しています。

過去には、フルート奏者の横田美穂さんがパーソナリティを務めた「魔法のラジオ」が、番組開始当初から午前5時台のフロート番組として放送されていましたが、2020年9月に終了しました。また、政治家とアナウンサーが健康をテーマに語り合う「すくすく育て子どもの未来健康プロジェクト」も、2018年から2024年3月末まで午前6時台に放送されていました。

年間を通して放送されますが、年末の「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」などの特別な自社制作番組や、オールナイトニッポン55周年記念のような大型特番が組まれる際には、休止となることがあります。また、パーソナリティであるひろたアナウンサーが体調不良などで休演する場合もあり、その際にはニッポン放送の他のアナウンサーが代役を務めることもあります。例えば、2023年9月には、ひろたアナウンサーがインフルエンザに罹患したため、内田雄基アナウンサーがピンチヒッターとして出演した事例があります。

日曜日の早朝、少し早起きしたリスナーに寄り添い、穏やかな時間を提供する『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』は、ニュースや情報、そしてパーソナリティとリスナーの温かい交流を通じて、多くの人々に親しまれている番組です。

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