びわ湖くん

びわ湖くんとは

滋賀県を拠点に活動する音楽家、音楽プロデューサー、お笑いタレント、バーチャルYouTuber、そしてYouTuberとして活躍する「びわ湖くん」。滋賀県公式の非公認ゆるキャラであり、株式会社クリエイティブブルームに所属しています。

誕生の背景

「びわ湖くん」は、滋賀県出身のバンドマンが、知人からの「お金儲けにはキャラクターが必要」というアドバイスをきっかけに、ラーメン屋のアンケート用紙に描いた落書きから生まれました。その後、Twitterで4コマ漫画を投稿し、勢いで段ボールと水色の布を使って一晩で等身大のキャラクターを制作しました。琵琶湖をモチーフにしたゆるキャラがいなかったことが、このキャラクターを生み出す動機となりました。

キャラクターの特徴

声は地声ですが、普段とは異なるトーンで話します。目の部分は飾りで、口の部分から外を見ています。口元はメッシュ素材のため、そこから飲み物を飲むことが可能です。食事の際は、素顔を隠すために口元だけを露出します。青い段ボールを被るスタイルは、ライブイベントで素顔のまま缶バッジを配るのが嫌だったことから生まれました。

「琵琶湖の妖精」と誤解されることもありますが、特に詳細な設定は決めていません。過去には「母親は日本海」という設定を急遽作ったものの、活用されることはありませんでした。

グッズ販売と活動

びわ湖くん関連グッズは、ライブイベントなどで直接販売されるほか、郵送での購入も可能です。発送手続きは自身で行うため、1ヶ月ほどかかる場合があります。

来歴

「びわ湖くん」として活動する前は、地元の短大を卒業後、保育士やファミリーマートのアルバイトを経験。短期間ですが、京都でホストとして働いていた時期もあります。

2019年7月にはファーストシングル「滋賀県民の歌。」のMVをYouTubeで公開。2020年6月には滋賀県から「公式に非公認」と認められました。ゆるキャラグランプリには2019年に312位、2020年には243位でファイナルを終えています。

家族

母親と二人で滋賀県の実家に住んでいます。母親の作る卵焼きが好物ですが、母親には「恥ずかしい」という理由でびわ湖くんの活動について話していません。

人物

元々バンドマンとして成功を夢見ていたこともあり、音楽制作ができる「ゆるキャラ」として、ヒャダインのようにテレビ番組に出演しながら音楽関連の仕事をし、日本武道館でライブをすることを目標にしています。

現在は営業の仕事をしながら、休日を中心にYouTuberとして活動しています。YouTuberとしての収入が安定しないため、営業の仕事も続けています。過去にはエステサロンを経営していましたが、短期間で閉店し借金が残った経験から、「経営の勉強をするべきだった」とYouTubeのライブ配信で語っています。

結婚相手には、高収入で経済力のある女性を希望しており、芦田愛菜さんの名前を挙げています。また、「素顔は真剣佑、大倉忠義、山崎賢人似のイケメン」と公言しており、共演者やファンからも「イケメン」「常識人」と評される一方、その後の行動から3枚目キャラのような扱いを受けることが多いです。

YouTuberとしての活動

YouTuberとしては、「びわ湖くん」の青い段ボールを被ってロケをしています。好みの女性を口説くものの、失敗するのがお決まりのパターンです。基本的に誰かに食事を奢ってもらうことが多く、「人のカネで食う飯は美味いなぁ」が決め台詞となっています。ただし、好みの女性を口説く際は、自ら食事を奢ることが多いです。

青い段ボールのスタイル以外にも、自作のびわ湖くんパペット人形と黒子を装着してロケをすることもあります。パペット人形使用時には、素顔が映らないようカメラワークを工夫しています。青い段ボールの運搬が困難な場合や、移動に支障がある場合にこれらのスタイルを使用します。また、自作の「びわ湖くん」のお面をつけて動画撮影をすることもあります。

不定期でM-1グランプリやR-1グランプリに出場しており、X（旧Twitter）で条件付きで相方を募集しています。2024年のM-1グランプリでは一回戦で敗退したことを自身のYouTubeチャンネルのライブ配信で語っています。

バーチャルYouTuberとしての活動

バーチャルYouTuberとしては、ネットの口コミ評価が低い飲食店を訪れ、料理を採点する動画を投稿しています。この際は素顔で訪れ、顔が全面に映らないように撮影します。バーチャルYouTuberとしての「びわ湖くん」は、ココナラで依頼した絵師に2万円を支払って作成されたものです。

YouTubeとTikTokで人気を博している「安く食べられる理由」シリーズでは、独特で奇抜な節約術を公開しています。ショート動画では、クレヨンしんちゃんの野原しんのすけを彷彿とさせるギャグ要素が強い一方、「一度口にした食べ物を出す」「料理を少し食べて量を減らしたものを高齢者に売りつけようとする」など、品性に欠ける内容も投稿しています。

音楽活動

自身の楽曲のMV制作やリリース、コンサート全般に関わる音楽プロデューサーとしての側面も持ちます。MV撮影は自身で行い、「びわ湖くん」の青い段ボールを被った姿で登場する際は、基本的に第三者が被っています。MV制作費はクラウドファンディングで募りますが、赤字になることが多く、活動費は営業の仕事のボーナスで賄っています。

バンドマンとしての経験から、作詞作曲も手掛け、自身の楽曲だけでなく、地下アイドルなどにも楽曲提供を行っています。過去には楽曲料の未払いでトラブルになったこともあります。

ライブイベントやYouTubeのライブ配信では、びわ湖くんの声で歌うことがありますが、他のアーティストの曲だけでなく、自身の曲でも歌詞をうろ覚えで歌ったり、替え歌や下ネタを交えて歌うことが多く、素の声で真面目に歌う機会は稀です。

ディスコグラフィ

シングル

滋賀県民の歌。
君と、琵琶湖。

MV

※YouTubeにアップロードされている楽曲を中心に掲載

滋賀県民の歌。
君と、琵琶湖。

出演

テレビ番組

2019年：天才てれびくんYOU（12月19日）

イベント

2018年：夏福2018（7月8日）、ちょこフェス！2018 IN OSAKA（10月21日）
2019年：演芸日本-エンタメジャパン-（1月27日）、ちょこフェス！WHITE（3月10日）、大田＆ICADA（5月1日）、ぷにぷに音楽祭2019（5月5日）、COMING KOBE19（5月11日）、夏福2019（7月7日）、ちょこロックフェス！（9月29日）、ヒミツノミヤコのバンドマンになりたい！ツアー（10月22日）、【イケアツゲキアツ弾き語り忘年会2019】（12月29日）
2020年：演芸日本-エンタメジャパン-2020新春（1月18日）、夏福2020（7月5日）、「ライブ行きたい」〜無料投げ銭配信ライブ編〜（7月31日）、SOUND SHOCK 2020（8月25日）、『ハウルの響く音!!』〜2020年に笑え!!!!ど年末貫通サーキットフェス編〜（12月12日）
2021年：人類あのクロ化計画【Q】（3月26日）、SUI ON音 SAI（6月13日）、TOKYO CALLING 2021（9月18日）、虚無僧バー一日店長えみっくすコラボイベント(10月25日)、演芸日本-エンタメジャパン-（11月27日）、びわ湖くんワンマンライブin大阪城音楽堂（12月4日）、Pop Starring × Relations（12月25日）
2022年：ゆるキャラ3マン（1月19日）、南堀江knave szsy×knave presents THE DANCE#2（4月20日）、ブルーメの丘 25周年開園記念イベント（4月24日）、プランクスターズ 47都道府県全国ツアー「WE ARE THE GOLDEN NUTS」（5月15日）、mm limit fes in 阿倍野Rocktown（7月23日）、OKOJOツアー in 阿倍野Rocktown（7月29日）、機材車弁償ツアー in 渋谷Starlounge（8月5日）、ROCK A TONE FUKUOKA（8月6日）、SOUND SHOCK 2022（8月25日）、AWAJIN Fes 2022（9月25日）、SHAKI LA BOP! vol.4（10月29日）、ボロフェスタ2022（11月3日）、天下一運動会2022（11月26日）、びわ湖くんワンマンライブinパナソニックスタジアム（12月4日）、Peaceful IDOL fes.2022（12月27日）
2023年：大乱闘ワルノリライブ-EXTRA-（1月9日）、HAPPY FANJ PARTY⭐︎〜好き❤︎集めました。〜（1月20日）、アイドル失格『1周年記念ワンマンライブ』（1月28日）、きしょきしょスリーマン（2月23日）、関西軽音連盟 Presents 卒業制作イベント「Wonderland!!」（2月28日）、魔法少女になり隊 2023 TwoManTour（3月31日）、肉フェス（5月3日）、パピムズFES（6月10日）、ライブ行きたい2019 in 2023 〜あの頃のライブをもう一度〜（7月19日）、ナノボロ2023（8月26日）、PUKUPUKU MACHE（10月14、15日）、ボロフェスタ（11月5日）、能登川えびす講 -みみみマルシェ・フリーライブ-（12月2日）、びわ湖くんワンマンライブinSANGASTADIUM byKYOCERA（12月9日）、DJライブキッズあるある中の人企画 「学生天国」（12月17日）

脚注

出典

びわ湖くん - YouTubeチャンネル
びわ湖くん（@biwako__shiga）- X
びわ湖くん（@biwakokunshiga）- Instagram

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