びわ湖放送

びわ湖放送株式会社について

びわ湖放送株式会社（Biwako Broadcasting Co., Ltd.）は、滋賀県を主要対象地域としている特定の地上基幹放送事業者です。滋賀県が筆頭株主となる第3セクターとして運営されており、県内唯一の独立放送局という位置付けです。特に、中日新聞と関係を持つ唯一の近畿地方のテレビ局としても知られています。

放送の特徴

びわ湖放送は全国独立放送協議会に加盟しており、どの系列にも属していない独立性を強調しています。近畿地区では、テレビ東京系列の番組を中心に豊富な番組を購入し放送している一方で、地域のニーズに応えるために自社制作番組を重視しています。自社制作の番組は放送時間が原則として固定されており、特別番組には柔軟に対応する姿勢を持ちつつも、自社の番組が優先されます。

近年、平日に30分以上の自社制作の帯番組はなくなったものの、地域の視聴者に向けた番組編成には定評があります。これにより、滋賀県民にとって必要な情報源としても機能しています。

略称とステーションコピー

その略称「BBC」は、イギリスの英国放送協会（BBC）と同じであるため、滋賀県内では混同の可能性が指摘されています。このため、県外では「BBCびわ湖放送」と表記されることが一般的です。また、2009年に制定された「アミンチュてれびBBC」というステーションコピーは、滋賀県民を指す「淡海人」を意味しています。

事業所と関連企業

びわ湖放送の本社は滋賀県大津市に位置しており、東京と大阪にも支社を設けています。関連企業として株式会社ビー・ビー・シー・サービスがあります。この会社は本社であるびわ湖放送と一体の業務を行っています。

放送の歴史

1971年にテレビ放送予備免許が交付され、翌年には本放送を開始しました。開局当初は夕方から夜間にかけて放送を行っていましたが、1982年から早朝情報番組を導入し、放送時間が拡大しました。このように放送内容の多様化が進んできました。

びわ湖放送は地域に根ざした放送局であり、滋賀県民のニーズに応じた独自の情報を提供しています。学校向けの教育番組や地域の文化を発信する各種番組は、多くの視聴者に支持されています。また、滋賀県のスポーツイベントや文化活動の中継なども積極的に行うことで、地域の活性化にも貢献しています。

自主制作番組と番組編成

自社から制作した番組では健康や地域情報をテーマにしたものが多く、例えば、平日の帯番組「しらしがテレビ」や健康体操番組の「みんな de 健康体操」などがあります。全国的に知られている情報番組やエンターテインメント番組を組み合わせ、視聴者に喜ばれるコンテンツを提供しています。

また、びわ湖放送はテレビ東京系列の様々な番組を放送しており、その中には地域密着型の情報も多く含まれています。これにより、他の地域ではあまり見られない特徴的な番組編成が実現しています。

結び

びわ湖放送は、地域情報の発信基地として重要な役割を果たしており、今後も滋賀県民と共に成長し続けることが期待されています。地元を大切にしながら、時代に合わせた新しい放送内容の展開を目指しています。

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