ふくやま書道美術館

ふくやま書道美術館について

ふくやま書道美術館は、広島県福山市の中心に位置し、日本の書道文化を体験できる特別な場所です。この美術館は、書道に関心のある方々だけでなく、アート全般に興味を持つ方々にも魅力的なスポットと言えるでしょう。

開館の歴史

この美術館は、2003年の8月に福山市にて開館し、初めは福山ロッツの8階に位置していました。その後、2020年の12月8日に現在のふくやま美術館の2階へ移転しました。移転に際して、福山出身の著名な書家である栗原蘆水から375点に及ぶコレクションが寄贈され、これにより館内の展示は一層充実したものとなりました。

所蔵作品

ふくやま書道美術館のコレクションは多岐にわたる日本と中国の書道作品が揃っています。中でも、日本の書画では、平安時代の著名な書家、藤原佐理の「頭弁帖」や、古筆手鑑の「古筆手鑑 あし邊」などが名作として展示されています。また、伝説的な存在である聖武天皇や光明皇后の作品、紀貫之、源兼行の作品もあり、書道の歴史を知る豊富な資料が整っています。

中国の書画も充実しており、唐寅の「山水図幅」や文徴明の「呉宮萬玉賦細楷書幅」、董其昌による「七言二句草書幅」といった作品が訪れる人々を魅了しています。

地元の書家の作品も注目されており、桑田笹舟の「ふるさとは」や谷邊橘南、宮本竹逕の作品などが展示されています。こうした作品たちは、地域の書道文化と歴史を感じることができる貴重な展示となっています。

開館時間と休館日

美術館は毎日開館していますが、月曜日が休館日となっています。月曜日が祝日の場合には翌日が休館となりますので、訪問を計画する際には注意が必要です。開館時間は朝の9時30分から17時までで、時間内に訪れると、ゆっくりと作品を楽しむことができます。

アクセス

ふくやま書道美術館は、JR山陽新幹線および山陽本線の福山駅からアクセスが可能です。駅から距離も近いため、公共交通機関を利用すれば気軽に訪れることができます。美術館の周辺には飲食店やカフェもあり、アート鑑賞の合間に立ち寄ることもできます。

まとめ

ふくやま書道美術館は、書道の文化や歴史に触れることのできる貴重な美術館です。展示されている作品を通じて、書道の魅力について新たな発見をすることができるでしょう。興味のある方々にとって、訪れる価値のある場所です。ぜひ一度足を運んでみてください。

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