ふしぎ研究所

『ふしぎ研究所』は、1999年4月5日から2002年3月11日まで、NHK教育テレビジョンで放送されていた小学校4年生向けの理科教育番組です。この番組は、子どもたちが理科に興味を持つきっかけとなることを目指し、身近な現象をテーマに、実験や観察を通して科学的な思考を育む内容でした。

番組の舞台は「ふしぎ研究所」。所長である博士（演：納谷悟朗）は、本名不詳の科学者で、子どもたちに科学の面白さを伝える役割を担っていました。博士の助手として登場するのが、理科が苦手な見習いのセイ子（演：たくませいこ）です。彼女は、番組内で子どもたちと同じ目線で疑問を抱き、博士に質問することで、視聴者の理解を深める役割を担っていました。また、博士が開発したロボット・デー太（声：長島雄一、操作：林佳）は、かわいらしいキャラクターで、番組に親しみやすさを加えていました。

番組は、毎回異なるテーマを取り上げ、子どもたちが日常生活で感じる「なぜ？」を科学的に解き明かしました。実験や観察は、子どもたちが自分で考え、理解する手助けとなるように工夫され、飽きさせない工夫が凝らされていました。

放送時間は、平日の午前中に放送され、その後、別の時間帯で再放送も行われていました。学校の授業で活用されたり、家庭で親子で視聴したりするなど、幅広い層に親しまれていました。

また、番組出演者のうち、セイ子とデー太は、後継番組である『びっくりか』にも出演し、子どもたちに引き続き科学の楽しさを伝えていきました。

番組は、1999年度から2001年度にかけて放送され、多くの小学校4年生が理科を学ぶ上で貴重な教材となりました。

『ふしぎ研究所』は、子どもたちの理科への興味を喚起し、科学的な思考力を養う上で重要な役割を果たした教育番組として、今もなお、多くの人々に記憶されています。



主な出演者

博士：納谷悟朗
セイ子：たくませいこ
デー太（声）：長島雄一（後のチョー）
デー太（操作）：林佳



参考資料

* NHK放送史：ふしぎ研究所

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