ふとがね金太

ふとがね金太について

ふとがね金太（本名：占部 隆一）は、1955年10月25日生まれの日本のミュージシャン、俳優、ナレーターであり、長年にわたり多彩な才能を発揮しています。福岡県戸畑市（現在の北九州市戸畑区）出身の彼は、音楽の道を歩む前に多くの教育機関で学びました。明治学園小・中学校を経て、熊本マリスト学園高等学校を卒業した後、大阪芸術大学放送学科広告専攻に進学しました。

高校生の頃から、彼はシンガーソングライターとして活動を開始し、RKK熊本放送の『サンデージャンボリー』や、地元のジャズ喫茶タローなどで演奏を重ねました。1973年には、ヤマハ主催の第6回ポピュラーソングコンテストで、九州地区代表として飛び出し、『想い』を歌い上げました。この経験が彼のプロとしての道を切り開きます。

1977年、ロックバンドTWISTのドラム奏者およびリーダーとしてデビューし、シングル「あんたのバラード」で音楽界にその名を轟かせました。また、「宿無し」や「性」など、多くの楽曲をリリースし、名実ともに一流のアーティストとしての評価を受けるようになります。1982年にはソロシンガーとしてのキャリアもスタートし、シングル「女はMissを許さない」やアルバム『失敬!!』が話題となりました。

1983年からは、俳優や司会、ナレーターとしても活動を本格化させました。日本テレビ『NEWS ZERO』やBSフジ『プラチナ・シート』など、様々な番組でその存在感を示しました。特に近年では、TVCMやラジオ番組にも頻繁に出演し、幅広いファン層を持っています。

彼のキャリアは音楽だけに留まらず、その後、アジア進出も果たしました。1988年にはタイのアイドルスター・LEOPUTに楽曲を提供し、大ヒットを記録しました。また、2000年にはアジアンポップユニット「KING CHANG」を結成し、2006年にはバンコクでのソロライブを成功させるなど、アジアでの活動も展開しています。

金太は、記念すべきライブイベントも多く行っており、2017年にはデビュー40周年を祝うライブを全国各地で開催しました。続けて、2023年には8枚目のアルバム「昭和歌謡バラエティ Vol.1」をリリースし、また同年11月にはバンコクライブも予定されています。

映画やテレビドラマにも出演歴があり、1982年の『凶弾』や1986年の『紳士同盟』、また各種テレビ番組でのナレーションを務めるなど、多才な一面を見せています。音楽のジャンルにとらわれることなく、多岐にわたるエンターテインメントの分野で活躍してきたふとがね金太は、今後もそのエネルギッシュな姿勢でファンを魅了し続けることでしょう。

もう一度検索