ぷにケット

ぷにケットは、『おジャ魔女どれみ』を中心とした、ぷに萌え系作品限定の同人誌即売会です。ぷにケット準備会が主催し、年に2回、春と秋に開催されています。その歴史は古く、第1回開催は1999年11月14日に遡ります。

主に利用される会場は、京急蒲田駅近くの大田区産業プラザＰｉＯ（東京都大田区）ですが、近年では山下公園付近の横浜産貿ホール（横浜市中区）で開催されることもあります。会場の選択は、イベントの規模や参加者の利便性を考慮して決定されているようです。

概要

ぷにケットは、ぷに萌え系キャラクター（全体的にぷにぷにとした感じで描かれているキャラクター）及びその作品に限定した同人誌即売会です。二次創作だけでなく、オリジナル作品でのサークル参加も可能であり、幅広い創作活動を支援しています。「おジャ魔女どれみ中心」を標榜しているため、同作品やその後番組（明日のナージャ、プリキュアシリーズ）、あるいは女児向けアニメ作品（ふしぎ星のふたご姫、おねがいマイメロディなど）や低年齢キャラを扱うサークルが多く見られます。ただし、「ぷに萌え系キャラ」オンリーイベントでありながら、参加サークルに区分基準が委ねられている点が特徴的です。

「あなたが「ぷに」と思う作品キャラが「ぷにケット」における「ぷに」です、ただし他の人の同意が得られるとは限りません。」というコンセプトが示すように、参加者それぞれの「ぷに」の解釈を尊重しています。この柔軟な姿勢が、他の萌え傾向限定の同人誌即売会と比較して、ぷにケットを独特な存在にしています。規模の面でも、他のイベントを凌駕するほどであり、オールジャンルイベントともオンリーイベントとも異なる独特の立ち位置を確立しています。特に、ラブライブ!オンリー「僕らのラブライブ!」やアイドルマスターシリーズオンリー「歌姫庭園-THE IDOL G@RDEN-」など、大規模なオンリーイベントを併催する場合もあり、その規模は聖地とされる秋葉原UDXで開催されるほどです。

また、同人誌即売会終了後に行われるアフターイベント（色紙抽選会、景品争奪ジャンケン大会）は、ぷにケットの名物として知られています。このアフターイベントは非常に盛り上がり、終了までには約3時間を要することもあります。参加者同士の交流を深める場として、重要な役割を果たしています。

主な参加作品とタイトル

ぷにケットでは、多くの作品を併催する場合、「スーパーヒロインタイム」という名称で開催されます。これは「スーパーヒーロータイム」をもじったもので、様々な男性向け作品が集うイベントとしても知られています。初開催は2009年10月4日です。ただし、開催日によっては参加しない作品もあるため、公式サイトで事前に確認することが推奨されています。

ぷにケットは、ぷに萌え系作品を愛する参加者にとって、非常に魅力的なイベントです。柔軟なコンセプトと、活気あふれるアフターイベントは、他の同人誌即売会では味わえない、独特の雰囲気を醸し出しています。

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