べにばなGO

べにばなGOについて

埼玉県桶川市が運営する「べにばなGO」は、同市内を循環運行するコミュニティバスとして、多くの市民に利用されています。このバスは、2000年11月に始まり、地域に密着した移動手段として市民の足となっています。すべての路線が、桶川駅の東口と西口を起点とし、終点とする運行スタイルです。

車両と運行の特徴

運行に使用される車両は、環境に配慮したCNG（圧縮天然ガス）バスで、静かで低公害です。通常運行では4台が使用され、必要に応じて他の車両も運用に入る場合があります。また、特別なイベントとして、2007年末から2008年初めにかけて、200万人利用達成を祝して「べにばなGO」のチョロQも発売されました。

過去にはダイヤの見直しも行われており、2016年と2018年の改正では多くの利用者のニーズに応じた運行がなされました。さらに、2020年には路線が大幅に再編され、より細かな運行系統に変更されました。

担当事業者と車両の概要

べにばなGOの運行は、主に協同バスと川越観光バスによって行われています。川越観光バス担当路線には中型のいすゞ・エルガミオが使用され、協同バス担当の路線では小型の三菱ふそう・エアロミディMEが運行されています。なお、各車両は専用の塗装が施されており、識別が容易です。時には車両の点検や整備のために代車が運用されることもあります。

利用料金について

べにばなGOでは均一料金制が導入されています。運賃は大人200円、小児100円、高齢者（75歳以上）も同様の料金で利用可能です。また、1歳未満の乳児や障害者には無料でサービスが提供されます。川越観光バス担当路線では、ICカードも利用できるため、スムーズな乗車が可能です。ただし、桶川市内循環バス同士の乗り継ぎ割引は廃止されています。

乗降方法と運行時間

バスの乗り降りは、中央の扉から乗車し、前方の扉から降車する形式がとられています。運行間隔は路線によって異なりますが、西10・11系統や東10系統では、一時間に一本程度の運行が行われています。その他の路線では、概ね2～3時間に1本の頻度で来るため、利用者は事前に時刻を確認しておくと良いでしょう。

バス停の情報

バス停の命名規則は、起点から順に番号を付け、近隣の施設や地区名をもとに設定されています。主要なバス停は、桶川駅東口が「東0」、桶川駅西口が「西0」となっています。このバス停の形状は、コンクリートの土台に黄色い丸い板があり、バス停の番号を表示。時刻表や路線図も設置され、利用者にとって分かりやすい情報提供が行われています。特に交通量の多い場所では、バス停がフェンスに取り付けられていることもあります。

バスの車内では、各バス停の特徴を録音したアナウンスが流れ、スムーズな目的地への移動をサポートします。バスは地域の交通手段として欠かせない存在であり、その利便性から多くの市民に根付いていると言えるでしょう。

もう一度検索