ほっとスタジオSBC
『ほっとスタジオSBC』は、信越放送（SBCテレビ）が1994年4月4日から2001年3月30日まで、平日の夕方に生放送していた情報ワイド番組です。長野県では初めての試みとなる、この時間帯の本格的な生放送番組としてスタートしました。
番組が始まるまで、SBCテレビの平日の夕方帯は、16時台にテレビ東京制作の生活情報番組を一部時間で放送し、その後に地域向けのミニ番組を挟み、17時台は過去のドラマなどを再放送するという編成パターンが続いていました。しかし、全国各地の放送局で夕方の時間帯に自社制作の生ワイド番組を立ち上げる動きが活発化したことを受け、SBCもこの流れに加わる形で、地域情報の発信を強化する番組を立ち上げる運びとなりました。
番組開始当初のタイトルは『ほっとスタジオSBC通り』でした。これは、当時のSBC本社社屋（長野市吉田）に面していた通りの名称「SBC通り」にちなんで名付けられたものです。社屋移転に伴い、通りの名称は変わりましたが、番組タイトルにその歴史が刻まれていました。
番組内容は、生活に役立つ情報や地域ニュース、気象予報といった基本的な要素に加え、県内各地からの生中継コーナー、視聴者が参加できるクイズやカラオケの企画、書店やCDショップなどの協力による最新のエンターテインメント情報（本、CD、映画など）まで、非常に多岐にわたっていました。さらに、SBCの筆頭株主でもある地元有力紙・信濃毎日新聞の編集委員がコメンテーターとして出演し、紙面の注目記事を解説したり、自ら様々な体験リポートを行ったりするなど、硬軟織り交ぜた多彩なコンテンツを提供しました。当時の長野県の他局では、同じ時間帯にドラマの再放送やアニメ番組を編成していることが多かったため、地域情報や生活に根ざした情報を求める視聴者層から、この番組は高い支持を得ることができました。
番組は放送期間中に一度タイトルを変更しています。1998年4月には、『ほっとスタジオSBC通り』から、よりシンプルな『ほっとスタジオSBC』へと改題されました。この改題後の時期、特にSBCラジオの人気ワイド番組で長くパーソナリティを務めていた坂橋克明アナウンサーと、若手の中澤佳子アナウンサーが司会を担当していた期間は、番組が最も勢いがあり、いわゆる全盛期を迎えていたと言われています。
坂橋・中澤両アナウンサーが司会を降板した1999年4月からは、前年に南日本放送から地元長野に戻ってきた丸山隆之アナウンサーと、その年SBCに入社したばかりの新人アナウンサーだった久保田祥江が新たに司会を担当しました。「信州って、素晴らしい」という新しい番組キャッチコピーのもと、リニューアルが図られました。特に、丸山アナウンサーが毎週長野県内の様々な市町村を訪れ、その土地から番組全編を生中継するという大胆な新企画「丸山隆之の見なきゃチョーそん！」がスタートするなど、意欲的な取り組みが行われました。しかし、こうしたリニューアルにもかかわらず、結果的には視聴率が思うように伸びず、番組は2001年3月30日の放送をもって、約7年間の歴史に幕を下ろしました。番組終了後、後継の番組として『Uパレード』がスタートしています。
番組の放送時間も、期間中に何度か変更されています。開始当初の1994年4月から1997年11月までは、月曜から金曜の16時45分から18時00分までの放送でした。しかし、1997年12月から1998年3月にかけては、長野で開催された冬季オリンピックとパラリンピックに関連するSBCの期間限定生放送番組が16時45分から17時15分に編成されたため、番組開始が17時15分となり、放送時間が短縮されました。オリンピック・パラリンピック関連番組終了後の1998年3月30日からは、再び16時45分からの放送に戻り、18時00分までの放送となりました。その後、2000年4月3日からは、夕方の全国ニュース番組である『JNNニュースの森』の放送開始時刻が繰り上げられた影響を受け、番組終了時刻が17時54分となり、再び放送時間が短縮されています。
司会は基本的に、SBCのアナウンサーが男性1名と女性1名の組み合わせで担当しました。男性司会は久保山国幸、舩戸導洋、坂橋克明、丸山隆之の各氏が、女性司会は藤森さつき、佐々木理恵、中澤佳子、久保田祥江の各氏が務めています。また、コメンテーターは、前述の通り信濃毎日新聞社の編集委員が務め、高越良一氏、水越渉氏、増田正昭氏が出演しました。なお、放送時間が短縮されていた1997年12月から1998年3月までの期間は、コメンテーターの出演はありませんでした。
現在、SBCテレビで平日に放送されているミニ番組『HOT情報』は、もともとこの『ほっとスタジオSBC』の番組内で放送されていたコーナーが独立したものであり、番組タイトルはその名残を受け継いでいます。
番組が始まるまで、SBCテレビの平日の夕方帯は、16時台にテレビ東京制作の生活情報番組を一部時間で放送し、その後に地域向けのミニ番組を挟み、17時台は過去のドラマなどを再放送するという編成パターンが続いていました。しかし、全国各地の放送局で夕方の時間帯に自社制作の生ワイド番組を立ち上げる動きが活発化したことを受け、SBCもこの流れに加わる形で、地域情報の発信を強化する番組を立ち上げる運びとなりました。
番組開始当初のタイトルは『ほっとスタジオSBC通り』でした。これは、当時のSBC本社社屋（長野市吉田）に面していた通りの名称「SBC通り」にちなんで名付けられたものです。社屋移転に伴い、通りの名称は変わりましたが、番組タイトルにその歴史が刻まれていました。
番組内容は、生活に役立つ情報や地域ニュース、気象予報といった基本的な要素に加え、県内各地からの生中継コーナー、視聴者が参加できるクイズやカラオケの企画、書店やCDショップなどの協力による最新のエンターテインメント情報（本、CD、映画など）まで、非常に多岐にわたっていました。さらに、SBCの筆頭株主でもある地元有力紙・信濃毎日新聞の編集委員がコメンテーターとして出演し、紙面の注目記事を解説したり、自ら様々な体験リポートを行ったりするなど、硬軟織り交ぜた多彩なコンテンツを提供しました。当時の長野県の他局では、同じ時間帯にドラマの再放送やアニメ番組を編成していることが多かったため、地域情報や生活に根ざした情報を求める視聴者層から、この番組は高い支持を得ることができました。
番組は放送期間中に一度タイトルを変更しています。1998年4月には、『ほっとスタジオSBC通り』から、よりシンプルな『ほっとスタジオSBC』へと改題されました。この改題後の時期、特にSBCラジオの人気ワイド番組で長くパーソナリティを務めていた坂橋克明アナウンサーと、若手の中澤佳子アナウンサーが司会を担当していた期間は、番組が最も勢いがあり、いわゆる全盛期を迎えていたと言われています。
坂橋・中澤両アナウンサーが司会を降板した1999年4月からは、前年に南日本放送から地元長野に戻ってきた丸山隆之アナウンサーと、その年SBCに入社したばかりの新人アナウンサーだった久保田祥江が新たに司会を担当しました。「信州って、素晴らしい」という新しい番組キャッチコピーのもと、リニューアルが図られました。特に、丸山アナウンサーが毎週長野県内の様々な市町村を訪れ、その土地から番組全編を生中継するという大胆な新企画「丸山隆之の見なきゃチョーそん！」がスタートするなど、意欲的な取り組みが行われました。しかし、こうしたリニューアルにもかかわらず、結果的には視聴率が思うように伸びず、番組は2001年3月30日の放送をもって、約7年間の歴史に幕を下ろしました。番組終了後、後継の番組として『Uパレード』がスタートしています。
番組の放送時間も、期間中に何度か変更されています。開始当初の1994年4月から1997年11月までは、月曜から金曜の16時45分から18時00分までの放送でした。しかし、1997年12月から1998年3月にかけては、長野で開催された冬季オリンピックとパラリンピックに関連するSBCの期間限定生放送番組が16時45分から17時15分に編成されたため、番組開始が17時15分となり、放送時間が短縮されました。オリンピック・パラリンピック関連番組終了後の1998年3月30日からは、再び16時45分からの放送に戻り、18時00分までの放送となりました。その後、2000年4月3日からは、夕方の全国ニュース番組である『JNNニュースの森』の放送開始時刻が繰り上げられた影響を受け、番組終了時刻が17時54分となり、再び放送時間が短縮されています。
司会は基本的に、SBCのアナウンサーが男性1名と女性1名の組み合わせで担当しました。男性司会は久保山国幸、舩戸導洋、坂橋克明、丸山隆之の各氏が、女性司会は藤森さつき、佐々木理恵、中澤佳子、久保田祥江の各氏が務めています。また、コメンテーターは、前述の通り信濃毎日新聞社の編集委員が務め、高越良一氏、水越渉氏、増田正昭氏が出演しました。なお、放送時間が短縮されていた1997年12月から1998年3月までの期間は、コメンテーターの出演はありませんでした。
現在、SBCテレビで平日に放送されているミニ番組『HOT情報』は、もともとこの『ほっとスタジオSBC』の番組内で放送されていたコーナーが独立したものであり、番組タイトルはその名残を受け継いでいます。
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