『Uパレード』とは
『Uパレード』は、
信越放送(SBCテレビ)が
2001年4月3日から
2006年8月18日まで、平日夕方に
生放送していた
情報番組です。前番組である『
ほっとスタジオSBC』の後を受けてスタートしました。
番組内容と特徴
本番組は、『
ほっとスタジオSBC』からのリニューアルに伴い、その内容にもいくつかの変化が見られました。特に、報道色が控えめになり、より生活に密着した情報が中心となった点が挙げられます。前番組で毎日出演していた
信濃毎日新聞の編集委員による
コメンテーター制度は廃止されました。
番組では、日々の暮らしに役立つ生活情報はもちろん、料理コーナーや各地からの生中継、
視聴者へのプレゼント企画などが展開されました。また、「Uドッチ投票」というユニークなアンケートコーナーも設けられていました。これは、その日の番組内容に関連したテーマについて、
視聴者が二つの選択肢から選び投票に参加できるものでした。もちろん、最新のニュースや天気予報といった
情報番組の基本となるコーナーも構成要素に含まれていましたが、全体としてはより身近な情報を扱う番組へとシフトしました。
歴代の司会者
番組の「顔」となる司会者は、放送期間中に二度交代しています。
初代司会
番組開始の
2001年4月から
2006年3月までの約5年間は、前番組『
ほっとスタジオSBC』で3代目女性司会を務めたSBC
アナウンサーの
中澤佳子と、SBCラジオで長年ワイド番組を担当していた当時SBC
アナウンサーの
山崎昭夫が務めました。
二代目司会
番組末期の
2006年4月から最終回の同年8月までを、当時SBC
アナウンサーの
高木直人と、かつて『
ほっとスタジオSBC』の最終期に4代目女性司会として活躍した当時SBC
アナウンサーの
久保田祥江が引き継ぎました。これは、番組のリニューアルに伴うものでした。
このほか、番組には
飯塚敏文アナウンサーや当時SBC
アナウンサーの
佐藤明日香らが中継リポーターとして出演し、地域の情報を伝えました。
放送時間とその変遷
『Uパレード』の基本的な放送時間は、平日16時台後半から17時台にかけてでした。具体的な時間は時期によって異なります。
2001年4月 - 2002年3月: 月曜日から金曜日 16時50分 - 17時54分
2002年4月 - 2006年8月: 月曜日から金曜日 16時50分 - 17時50分
番組開始時刻の16時50分は、前番組『
ほっとスタジオSBC』より5分遅いスタートでした。また、SBCが
テレビ東京系列の番組を部分的にネットしていた関係から、『
レディス4』(
テレビ東京)を16時45分で途中終了させた後、『HOT情報』や『エスのじかん』といった
ミニ番組を挟んで本番組が開始するという形が取られていました。
編成によっては、特別な対応がされることもありました。例えば、不定期に16時45分から夜の番組紹介や血液型占いを行う事前番組『もうすぐ Uパレード』を放送したり、『
レディス4』が
テレビ東京側の都合で放送されない日には、放送開始時刻を16時30分に繰り上げて放送時間を拡大するといった柔軟な対応も見られました。
競争と番組の終焉
放送期間中、『Uパレード』は、長野県内における夕方の
情報番組市場において、
テレビ信州の『
ゆうがたGet!』と競合していました。苦戦が伝えられる中、
2006年4月には司会交代を含む若干のリニューアルが実施されました。
しかし、このリニューアル後も大きな状況の変化が見られないまま、番組は同年
8月18日をもって終了しました。これは、同年9月4日に予定されていたSBCの新しい社屋への移転とそれに伴う大規模な番組改編の一環でした。番組終了後、平日夕方の情報枠は2週間の準備期間を経て、新番組『
信州まるごとワイド。キャッチ!』へと引き継がれました。
その後の出演者など
番組末期に司会を務めた高木直人
アナウンサーと
久保田祥江アナウンサーは、『Uパレード』終了後に土曜午後にスタートした
生放送番組『
マジテレ!』の司会を担当しました。また、2005年11月には、ALLaNHiLLZの楽曲「声」がエンディングテーマとして使用された時期がありました。
インターネット上には、番組の公式サイトのアーカイブが存在し、当時の情報を垣間見ることができます。