まだ生きてるよ

槇原敬之の16枚目のシングル「まだ生きてるよ」は、1996年11月18日にwea JAPAN（ワーナーミュージック・ジャパン）からリリースされました。この楽曲は、当時広まっていた槇原敬之の死亡説を逆手に取り、皮肉を込めて制作されたことで話題を呼びました。

楽曲の背景

当時、槇原敬之の死亡説が噂として流れており、それを打ち消すとともに、ユーモアを交えて表現するためにこの楽曲が制作されました。そのため、CDジャケットはスポーツ新聞の見出しを模したデザインとなっており、センセーショナルな印象を与えています。

ミュージックビデオには、チャック・ウィルソンが出演しており、楽曲のユニークな世界観をさらに引き立てています。また、カップリング曲は表題曲のオリジナル・カラオケのみが収録されていたため、800円という低価格で販売されました。カラオケ・バージョンには、冒頭に歌謡教室の先生と生徒の会話が収録されているという遊び心も加えられています。

楽曲の特徴

発売直前にリリースされたアルバム『UNDERWEAR』の封入チラシには、「緊急リリース」として本作の発売予告が掲載され、話題性を高めました。歌詞には、細川たかしの「心のこり」の一節「私バカよね　おバカさんよね」が引用されており、ユーモラスな要素を加えています。

このシングルは、槇原敬之が6年間所属したWEA JAPAN・ワーナーミュージック・ジャパンからの最後のシングルとなりました。

アルバム収録

オリジナル・アルバムには未収録ですが、『SMILING3 〜THE BEST OF NORIYUKI MAKIHARA〜』や『Completely Recorded』では、新録音バック・トラックによるリミックス・ヴァージョン「'98 NEW VERSION」として収録されています。シングル・バージョンがアルバムに収録されたのは、『10.Y.O. 〜THE ANNIVERSARY COLLECTION〜』のみとなっています。

「まだ生きてるよ」は、槇原敬之のユーモアセンスと音楽性が光る、記憶に残る一曲と言えるでしょう。

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