まちづくり松山

まちづくり松山について

株式会社まちづくり松山は、愛媛県松山市を拠点とした企業で、地域の発展と市民の思い出作りを大切にしています。2005年に設立され、「みんなでつくろう松山のまち」をテーマに掲げ、地元の金融機関や商工会議所などと連携しながら、地域の活性化に取り組んでいます。

この会社の主な目標は、地域の収入を増やし、施策を再投資し、人材を育成、呼び込むという好循環を生み出すことです。この取り組みが評価され、2007年には中小企業庁の「はばたく商店街30選」に選ばれました。

地域活性化への取り組み

まちづくり松山は、中心市街地の商店街組合や伊予鉄道、松山商工会議所、さらには松山市自体から出資を受けており、地域全体の活性化を図っております。特に商店街では、松山銀天街と大街道商店街に計25台のビジョンを設置し、イベント情報や広告の映像を流しています。これにより、商店街の活性化だけでなく、地域のさまざまなイベントや情報を市民や観光客に伝える役割も担っています。

また、商店街のアーケードを活用したポスター広告などの屋外広告事業を展開し、それによる収益が地域のまちづくり活動に再投資されています。このようにして、地域の魅力を広めるだけではなく、実際に収益が地域の育成にも寄与しています。

地方自治体との連携

松山市との強力な連携も、まちづくり松山の特徴です。公共空間の利用に関する協定を結び、道路管理に関する制度も整備しています。これにより、効率的に地域資源を活用し、市民にとって使いやすい環境を整えています。特に中心市街地の活性化事業に関する取り組みを通じて、地域の価値を高め、持続可能なまちづくりを進めています。

イベントと人材育成

まちづくり松山では、得た収益を通じて地域イベントを実施したり、人材の育成を行ったりしています。地域の特性を活かした多彩なイベントを企画し、市民が参加しやすい環境を提供することで、地域の結束力を高めています。

例えば、松山市まちなか子育て・市民交流センター（てくるん）の指定管理業務を行い、地域の子育て家庭や市民の交流の場を確保しました。これにより、さまざまな世代やバックグラウンドを持つ人々が集まり、地域の絆を深める場を提供しています。

新しい取り組み

2021年5月には観光案内所「だんだんinfo」を開設し、地域の観光情報を発信する拠点を設置しました。また、松山独自の取り組みとして、飛び地の一括免税事業協同組合「松山ショッピングツーリズム事業協同組合」を設立し、地域の観光促進とビジネス支援に力を入れています。

このようなモデルケースは、他の地域にも波及効果をもたらす可能性があり、持続可能な地域づくりの参考となるでしょう。

まとめ

まちづくり松山は、地域活性化と持続可能な社会の実現を目指し、様々な取り組みを行っています。市民の生活の質の向上を図り、思い出の集積体たる地域を育てながら、未来への展望を描いている企業です。

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