まどか号

まどか号の概要

まどか号は福岡県大野城市が運行するコミュニティバスであり、地域住民にとって重要な交通手段となっています。このバスは、2003年の運行開始以降、地域の交通アクセスを向上させるために多様なルートが設定されており、多くの人々に利用されています。

運行の歴史

運行は2003年3月1日から開始され、西日本鉄道が撤退した市東部での交通空白地域を補うために導入されました。初めのうちは仲畑ルート、乙金ルート、大城ルートの3つの路線が設けられていました。2006年12月に発表された運行見直し報告書を元に、2007年には路線変更とダイヤ改正が行われ、さらに便利な運行が実現しました。このような改正を経て、2013年にはIC電子マネーnimocaの導入や、2016年には運行ダイヤの拡充が行われ、利用者にとってより便利なサービスが提供されています。

現行の路線

まどか号の運行ルートは仲畑、乙金、大城、東部の4路線から成り立っています。仲畑ルートは市北西部の仲畑地区を中心に、約29本の便が運行されています。運行時間は早朝6時から夜21時までで、定期的に便が発車しています。乙金ルートは市北東部の乙金地区を運行し、平日には33本、土日は31本の便が利用可能であり、主要地点間の乗り継ぎがスムーズに行えるよう設計されています。

一方、東部ルートは大野城の中心部から発着し、いくつかの停留所を経由します。大城ルートは、JR大野城駅および西鉄白木原駅を中心に運行されており、同駅からのアクセスが非常に便利です。

利用方法と運賃

運賃は小学生以上が100円で、未就学児は大人の同伴者がいれば3人まで無料で乗車できます。各種割引は設定されていませんが、大野城市コミュニティバス専用の回数券が販売されており、ichi、利用者の利便性を考慮されています。また、nimocaなどICカードの利用も可能で、ポイント還元制度も設けられています。乗車時は前乗り、前払い、後降りの方式をとっており、降車の際にはのりつぎ券を取得することで他の路線への乗り継ぎが可能です。

車両と運行体制

まどか号の車両は専用車として6台が導入されており、全車両はノンステップ仕様です。最新の車両には日野・ポンチョが使われており、維持管理がしっかり行われています。このように、まどか号は地域住民の生活に密着した大切な交通手段として、今後も多くの人に利用され続けることでしょう。

まとめ

まどか号は、大野城市民にとって欠かせないコミュニティバスであり、地域のニーズに応じた柔軟な運行計画がなされています。コストパフォーマンスに優れる運賃や利便性の高い乗り継ぎ制度により、今後も多くの利用者を集めることが予想されます。

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