まや (護衛艦)

海上自衛隊護衛艦「まや」：艦歴と活動記録

「まや」(DDG-179)は、海上自衛隊が運用するまや型護衛艦の1番艦です。2017年4月17日に起工され、2020年3月19日に就役しました。艦名は、兵庫県神戸市にある摩耶山に由来し、日露戦争期に活躍した砲艦や重巡洋艦「摩耶」に続く3代目となります。本艦は、海上自衛隊のイージス艦として7番目の艦艇であり、建造費は約1680億円に上ります。

就役後から2023年までの活動

就役後は、第1護衛隊群第1護衛隊に所属し、横須賀を母港として活動しています。これまでに、様々な訓練や演習に参加しています。主な活動内容は以下の通りです。

2021年:
5月：米海軍空母「ロナルド・レーガン」との日米共同訓練（関東南方海空域）を実施しました。
6月：護衛艦「きりしま」、「はぐろ」、補給艦「ときわ」及び米海軍駆逐艦「マスティン」と共に日米共同訓練（関東南方海域）を実施しました。
2022年:
11月：ハワイ州周辺海域において、弾道ミサイル防衛機能確認のためのSM-3発射試験を実施し、大気圏外での迎撃に成功しました。SM-3ブロックⅡAを発射した初の海上自衛隊艦艇となり、僚艦「はぐろ」との同時発射試験も初めて実施されました。また、両艦連携による弾道ミサイル迎撃機能の確認も行われました。
2023年:
7月：日本海において、米海軍駆逐艦「ジョン・フィン」及び韓国海軍駆逐艦「ユルゴク・イ・イ」と共に日米韓共同訓練に参加しました。
8月：沖縄東方から関東南方の訓練海空域において、米海軍空母「ロナルド・レーガン」との日米共同訓練（LINKEX、クロスデッキなど）を実施しました。

艦名の由来

「まや」の艦名は、8200トン型護衛艦（DDG）の命名基準である「山岳」を基に、海上自衛隊の部隊から募集された候補の中から防衛大臣が決定したものです。「摩耶山」は、古くから「八州峰」と呼ばれ、八つの国（八方向）を見渡せることから、警戒を厳としている様子を表すと考えられています。また、「八」という数字が縁起が良いとされることも、艦名選定の理由の一つです。

性能・装備等

「まや」の性能や装備に関する詳細は、まや型護衛艦に関する資料を参照してください。本記事では艦歴に焦点を当てて記述しています。

今後の活動

「まや」は、今後も日本の海洋安全保障に重要な役割を果たしていくと期待されています。日米、日米韓間の防衛協力強化の観点からも、その活動は注目に値します。高度な弾道ミサイル防衛能力を有するイージス艦として、日本の安全を護るため、様々な訓練や演習を通してその能力を向上させていくでしょう。

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