まりん

まりん：謎めいた少女格闘家

SNKの格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(KOF)シリーズに登場する、まりん。大阪出身とされる小柄な少女で、茶色のバンダナと上着に白いミニスカートという、特徴的な服装を身につけています。猫のような顔立ちと、やや生意気ながらも勝ち気な性格が魅力です。

2003年発表の『KOF2003』で初登場したまりんは、突如として麻宮アテナと四条雛子の前に現れ、女子高生チームに強引に加わります。年齢は不明ですが、高校生の可能性が高いと推測されます。作中では関西弁は話さず、本名も不明な点など、謎に包まれた部分が多くあります。

彼女は謎の組織に所属し、スパイ活動のような任務を遂行しながら生活しているようです。家族構成は不明で、組織の詳細は一切明かされていません。KOFシリーズ作品への参加も、この組織との関わりがあるのかもしれません。

まりんの戦闘スタイルは、スタンガン、ナイフ、鉤爪、刃付きヨーヨー、ハンマーなど、様々な武器を駆使した、素早くトリッキーな格闘術です。これらの武器を用いた独特の必殺技は、相手を翻弄するのに効果的なものばかりです。

主な技

特殊技: ベニサソリ（スタンガンを使った技）
必殺技: スズメバチ（ナイフを使った突進技）、オニグモ（刃付きヨーヨーを使った飛び道具）、ドクサソリ（スタンガンを使った技）
* 超必殺技: カゲロウ（蹴りとナイフを使った技）、ジョオウバチ（空中版スズメバチ）、ミヅチ（巨大ハンマーを使った技）

特に、『KOF2003』では、オニグモを複数設置する戦法や、スズメバチの二段階方向転換など、強力なコンボが可能です。しかし、『KOF XI』ではこれらの技は弱体化され、戦術の変更を余儀なくされました。

他のキャラクターとの関係も複雑です。『KOF2003』では女子高生チームのメンバーとしてアテナ、雛子と共闘しますが、『KOF XI』では、ユリ・サカザキの格闘スタイルに反発し、藤堂香澄、如月影二と共に「アンチ極限流チーム」を結成しています。不知火舞とは『KOF2003』で対戦前に掛け合いがあり、また、『KOF XIII』と『KOF XIV』のエンディングでは、他の女性キャラクターたちと共にパオパオカフェを訪れるシーンが見られます。

スピンオフ作品『Days of Memories 〜純白の天使たち〜』では、主人公の幼馴染として登場し、トラップ製作の腕前も明らかになります。この作品では、KOFシリーズとは異なる一面を見せています。

まりんのキャラクターデザインや技は、KOFシリーズの他のキャラクター、特にチョイ・ボンゲの影響を受けていると言われています。彼女の謎めいた過去や、他のキャラクターとの関係性、そして多彩な技の数々は、多くのプレイヤーを魅了する要素となっています。今後も、彼女がKOFシリーズでどのような活躍を見せるのか、注目が集まります。

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