まるごと

『まるごと』の歴史と特徴

静岡県内で広く親しまれている夕方ワイド番組『まるごと』は、静岡第一テレビ（Daiichi-TV）で放送される地域密着型の情報番組です。1994年の放送開始以来、視聴者に愛され続けており、当初は『静岡○ごとワイド!』としてスタートしました。放送時間は月曜日から金曜日の18時15分から19時までで、情報や地域の話題を幅広く取り上げています。

放送の始まり

『静岡○ごとワイド!』は1994年10月3日に始まり、当時は主に音声中心の「聴くテレビ」をテーマにしていました。サブタイトルにもある通り、家事をしながら視聴できるスタイルで主婦の生活に寄り添ったのです。放送時間は当初16時からのスタートで、さまざまな情報を提供しつつ、リクエスト曲を流すコーナーも設けていました。

番組の進化

番組は放送回数を重ねる中で、時代に合わせて内容を変化させていきました。2001年には放送時間が早い時間帯に変更されるなど、他局の競争に対応しつつ、2003年には元の『静岡○ごとワイド!』に戻りました。長年の放送を通じて多くのリスナーからの支持を受け、新たなコーナーや特集が設けられるなど、その内容は常に刷新されています。

姉妹番組とスピンオフ

番組は姉妹番組として『まるごとGOLD』や、『まるごと PLUS』を持ち、多様な観点から地域の話題を掘り下げています。特に『まるごとGOLD』はゴールデンタイムに放送される特別番組であり、話題性のあるテーマや特集が組まれ、多くの視聴者に支持されています。

進化する放送枠

2023年には、28年間の17時台放送から新たに18時台に変更され、さらに福井や四日市といった全国の地域とも競合することになりました。番組内では新たな出演者やコーナーが増え、多くの視点で情報を提供することを目指しています。

主なコーナー

『まるごと』には、「ずん飯尾のペコリーノ」などの人気コーナーがあり、地域の有名なスポットや新たな観光地を紹介します。また、天気を取り扱う「まるごとWeather」や、『いまだけ』といったコーナーでは、最新のグルメ情報や特集を通じて、地域に根ざした情報を発信しています。

視聴者の声と反響

番組が長年に渡って地域に根付いている理由の一つは、視聴者からのフィードバックです。視聴者からのリクエストや意見をもとに、特集を組んだり、特定の情報を深掘りするといった取り組みも行っています。また、放送回数が7000回を超えた際には、特別週を設けて視聴者との交流を深めるイベントも実施され、これにより地域のコミュニティとのつながりを強化しています。

結論

『まるごと』は、静岡の生活情報を提供し続ける重要なメディアとして、地域愛を育みながら進化を続けています。これからも静岡の今を伝え、視聴者との信頼関係を築いていくことでしょう。

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