まんがカレッジ

まんがカレッジ：若き才能を育んだ新人漫画賞

『まんがカレッジ』は、小学館の『週刊少年サンデー』が2014年まで開催していた月例の新人漫画賞です。この賞は、数多くの著名な漫画家を輩出し、日本の漫画界に大きな影響を与えました。

概要

『まんがカレッジ』は、新人漫画家の登竜門として知られ、多くの若者がプロの漫画家を目指して作品を応募していました。審査は厳正に行われ、入選、佳作、努力賞などの賞が設けられていました。受賞者の中には、後に『かってに改蔵』の久米田康治先生、『金色のガッシュ!!』の雷句誠先生、『最強!トップ屋!!』の田中モトユキ先生、『うえきの法則』の福地翼先生など、漫画界を代表する漫画家も含まれています。

2015年、『まんがカレッジ』は『新世代サンデー賞』としてリニューアルされました。これにより、従来の形式にとらわれず、より多様な才能を発掘し、育成することを目指しています。

主な入賞者

以下に、『まんがカレッジ』の主な入賞者の一部を紹介します。

三好雄己「もう一度SOUND」（1988年 入選）
久米田康治「地上げにスマッシュ!」（1990年 努力賞）
雷句誠「BIRD MAN」（1991年 入選）
夏目義徳「ダンクシュートは打てないけれど」（1994年10月期 佳作）
田中モトユキ「コンビ!」（1996年 入選）
福地翼「コーデリー」（1999年1月期 佳作）
モリタイシ「ちょんまげ番長」（1999年 佳作）
藤木俊「超新聞部」（1999年 努力賞）
池野雅博「美也子」（2001年 努力賞）
東毅「どろんPA!!」（2001年9・10月期 佳作）
中道裕大「スルタンの弟」（2001年9・10月期 努力賞）
ささけん「ミリ吉四六」（2001年11月期 入選）
四位晴果「Lost lonely wolf man」（2002年 努力賞）
大塚志郎「一射入魂」（2003年3・4月期 佳作）
新井隆広「宇宙パトロール トメオ」（2003年6月期 努力賞）
田村光久「ハルのアメ」（2003年8月期 佳作）
あづち涼「大江戸快速飛脚便」（2004年3・4月期 佳作）
小笠原真「栄養専門学校」（2004年6月期 努力賞）
大谷昭「メッセンジャー」（2004年9・10月期 入選）
クリスタルな洋介「ボクらのヌー先生」（2004年9・10月期 佳作）
飯島浩介「桃と煙とサングラス」（2004年11月期 努力賞）
麻生羽呂「YUNGE!」（2004年12・1月期 入選）
佐久間力「THROW OFF」（2005年9・10月期 入選）
萬屋不死身之介「あっくんとおばあちゃん」（2006年5月期 佳作）
小野ハルカ「カクタ」（2006年6月期 努力賞）
高田康太郎「ポテトシくんのユウウツ」（2006年9・10月期 佳作）
菅原健二「クロウ」（2007年8月期 佳作）
なつみん「おやじキャッチャー 他2本」（2008年2月期 佳作）※石塚雄三名義
* 猫砂一平「REDBOOK COOKING」（2008年6月期 佳作）

これらの入賞者は、『まんがカレッジ』での受賞を機に、プロの漫画家としての道を歩み始め、現在も漫画界の第一線で活躍しています。

『まんがカレッジ』は、若き才能を発掘し、育成することで、漫画界の発展に大きく貢献しました。その功績は、『新世代サンデー賞』へと引き継がれ、今後も新たな才能が生まれることが期待されています。

まんがカレッジ
新世代サンデー賞

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