みさっきー・みさきーちょ

大阪府泉南郡岬町には、町を代表する愛らしいマスコットキャラクター、みさっきーとみさきーちょがいます。この双子のキャラクターが誕生するまでには、町を挙げた取り組みがありました。

2012年8月、岬町は庁内でマスコットキャラクターを作るプロジェクトを開始しました。同年11月から12月にかけてデザインを公募し、集まった作品の中から5つの候補を選出。2013年2月から3月にかけて、町民による投票を実施し、最終的なデザインが決定しました。町民の意見を反映した、まさに町を象徴するキャラクター作りが行われたのです。

キャラクターの名前は、デザイン決定後の3月から4月にかけて募集されました。319通もの応募の中から選ばれたのが、「みさっきー」と「みさきーちょ」でした。「みさきーちょ」という名前には、岬町が大阪府の最南端、「先っちょ」に位置しているという意味が込められています。ユニークなネーミングは、町の特徴を捉え、親しみやすさを演出しています。

当時、全国的にゆるキャラブームが巻き起こっていましたが、岬町は他との差別化を図るため、双子キャラクターというアイデアを採用しました。これは、より多くの人に興味を持ってもらい、記憶に残るキャラクターにするための戦略でした。みさっきーとみさきーちょのデザインには、岬町の花である「つつじ」、みさき公園の「イルカ」、そして美しい「夕日」といった、町の魅力がふんだんに盛り込まれています。

みさっきーとみさきーちょは、それぞれ異なる役割を担っています。共に8月8日生まれで、永遠の8歳という設定のゆるキャラである「みさっきー」は、主に岬町内での活動を担当。町のイベントやPR活動に積極的に参加し、地域住民との触れ合いを大切にしています。一方、「みさきーちょ」は岬町観光大使として、町外を中心に活動を展開。大阪府内はもちろん、全国各地を訪れ、岬町の魅力をPRしています。

双子のマスコットキャラクター、みさっきーとみさきーちょは、岬町の顔として、町内外で愛されています。彼らの活動を通して、岬町の自然、文化、そして人々の温かさがより多くの人に伝わることを願っています。

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