『みすて♡ないでデイジー』について
概要
『みすて♡ないでデイジー』は、1986年10月号から1989年9月号まで
月刊少年キャプテンで連載された
永野のりこの初めての連載作品です。この作品は、日本の
漫画として高い評価を受けており、後にドラマCDや
テレビアニメ、小説としても展開されました。
連載が終了した後、
徳間書店から全3巻の
単行本が出版されましたが、その版は廃刊となりました。その後、1996年3月にはアスキーから加筆修正された形で『みすて・ないでデイジー FOR EVER』という形で復刊され、2巻にまとめられました。この復刻版は、ログアウト文庫からノベライズ版が出版されるきっかけともなりました。また、アスキー版は後に
マンガ図書館Zで電子配信されています。
ドラマCDも1995年11月25日に
データム・ポリスターから発売され、アニメ版は1997年7月から
テレビ東京で放送されました。このアニメ版は、その後
VHSビデオとしてリリースされましたが、日本においては
DVDやBlu-ray版は現在発売されていません。一方、海外では
DVD版が販売されています。
あらすじ
物語は、
核シェルターの中で育った少年、歩野零二郎を中心に展開します。彼は、地球を脱出して愚かな人類の自滅の様子を観察して楽しむ計画を立てていました。しかし、松沢ひとみという少女との出会いをきっかけに、彼の計画は揺らぎ始めます。
登場人物
本作の主人公であり、幼少期から天才的
マッドサイエンティストとして育った彼は、暴走的な性格の持ち主です。中学校入学前まで
核シェルターに閉じ込められ、対人関係に問題を抱えています。ひとみに対する一目惚れを「彼女が宇宙人である」と解釈するなど、捻じ曲がった感情を抱えています。
本作のヒロインであり、零二郎から一方的に「デイジー」と名付けられ、彼に振り回される存在です。特徴的な
おかっぱ頭が印象的。
ひとみの友人で、山川Xに恋心を抱いています。
ひとみとさよりのトリオの一員で、常に突っ込み役を担っています。
ひとみのクローンのように作られたアンドロイド。
零二郎の祖父で、彼の社会復帰を願って奮闘しています。
零二郎とひとみの先輩で、後に重要な役割を果たします。
脇役でありながら、自虐的な性格が特徴。さよりからの告白に全く気づいていません。
クラスの担任で、彼女の服装は常に奇抜です。
核ミサイルとしての役割を担い、作品に独特の風味を与えています。
メディア展開
この作品は、
漫画だけでなく、音声作品やアニメなど多様な形で展開されており、その影響力は今なお色あせていません。将来的にはさらなるリリースが期待されています。
作品はその独特の世界観やキャラクターの魅力から、多くのファンを引き付けてきました。特にアニメ版の音楽やキャラクターのデザインも好評で、作品への期待感を高めています。