みつぎグリーンランド

みつぎグリーンランドは、広島県尾道市御調町津蟹に位置する森林レクリエーション施設です。御調ダムの北側に位置し、豊かな自然に囲まれた環境が魅力でした。1979年に御調町（当時）が整備を開始し、約40ヘクタールという広大な敷地内には、キャンプ場、バンガローなどの宿泊施設、研修棟、テニスコート、広場などが整備され、多くの人々に親しまれてきました。

しかし、2018年に発生した西日本豪雨によって、みつぎグリーンランドは甚大な被害を受けました。キャンプ場へつながる道路や配水管が寸断され、トイレや炊事場は土砂に埋まってしまいました。この災害により、施設の多くが使用不能となり、閉鎖を余儀なくされました。

その後も、度重なる土砂災害や2019年からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、施設の復旧作業は遅々として進んでいません。尾道市は、他の復旧事業を優先せざるを得ない状況であり、みつぎグリーンランドの再開については、具体的な計画を立てることが難しい状況です。

2024年6月現在、みつぎグリーンランドは休園中です。かつては多くの人々が訪れ、自然の中でレクリエーションを楽しんだ場所でしたが、今は静寂に包まれています。しかし、尾道市は将来的な再開に向けて、検討を重ねています。自然豊かな環境を生かした施設として、再び多くの人々が訪れる日を願っています。

みつぎグリーンランドが再開されるかどうかは、今後の状況次第ですが、地域住民や観光客にとって、魅力的なレジャースポットとして復活することを期待する声は少なくありません。そのためにも、一日も早い復旧が望まれます。

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