みどりのくにのこえだちゃん

みどりのくにのこえだちゃん

本作『みどりのくにのこえだちゃん』は、2004年10月4日から2005年9月30日まで、テレビ東京系列にて平日朝に放送された短いテレビ番組です。具体的には、毎週月曜日から金曜日の午前6時40分から6時45分までの5分間というコンパクトな枠でオンエアされました。

企画の背景には、当時の玩具メーカー・タカラ（現在のタカラトミー）による、長年にわたり子供たちに愛されてきた同社の看板商品である人形シリーズ「こえだちゃん」ブランドの再活性化という明確な目的がありました。番組の形式は人形劇であり、本編はおよそ1分半と短いながらも、低年齢層、特に女児を主な対象視聴者として制作されました。

しかし、その一方で、起用された声優陣の顔ぶれが非常に豪華であったことや、ビジネスパーソンが多く視聴する経済ニュース番組『モーニングサテライト』の直後に放送されるという特殊な時間帯であったことから、本来のターゲット層である子供たちだけでなく、大人のアニメ・声優ファンを含む幅広い層からも意外なほどの人気と注目を集める結果となりました。

声の出演

個性豊かなキャラクターたちに命を吹き込んだ声優陣は以下の通りです。

こえだちゃん：前田ちあき
うさちゃん、チューリップちゃん、ナレーション：皆口裕子
きのちゃん：千葉千恵巳
こりんごちゃん：今野宏美
りすちゃん、ひまわりちゃん：南央美
ミニバラちゃん、パンダくん：斎藤千和
カーネーちゃん、もぐるん：矢島和葉

主題歌

番組を彩った主題歌は、オープニング、エンディング共に同じ作詞・作曲・編曲家と歌手によって手がけられました。音楽制作は株式会社ブロッコリー、音楽協力はテレビ東京ミュージック株式会社が担当しました。

オープニング主題歌： 「こえだちゃんのおはやっほー♪」
作詞・作曲・編曲：上松範康
歌：佐藤裕美
エンディング主題歌： 「ぐーっとチョキパでいってらっしゃい！」
作詞・作曲・編曲：上松範康
歌：佐藤裕美

主題歌はb-fairy recordsよりCDとしても発売されています。

スタッフ

本作の制作には、多くのクリエイターや技術スタッフが携わりました。

企画：鈴木寿伸（タカラ）、渡辺和哉（読売広告社）、今井朝幸（円谷エンターテインメント）
プロデューサー：玉置太士（タカラ）、岡川晃甚（円谷エンターテインメント）
監督：水谷しゅん
絵コンテ・演出：小田 望 他
脚本：待田蛍子、竹内利光 他
キャラクターデザイン：戸張園子
撮影：宇佐美祐二、高野安史（アニキ）
ＶＥ：大沢 広、赤羽達生
照明：倉橋 靖
美術：宗 志穂
建物造形：井上修次
演出助手：田崎紘章（アニキ）
ビデオ編集：谷口 寛（デジタルTVスタジオ）
選曲：榎本崇宏（ドリームフォース）
効果：佐藤一俊
ＭＡ：成田一明（PigFat）、武藤雅人（整音スタジオ）
音響スタジオ：Hi Brite、整音スタジオ
音楽：上松範康
音楽プロデューサー：中村則子
番組担当：田畑美路子、替山茂樹（テレビ東京）

製作・協力

本作は以下の体制で制作されました。

制作協力：デジタルＴＶスタジオ
製作（製作著作）：読売広告社、円谷エンターテインメント
提供：タカラ、ブロッコリー（2005年4月1日まで）

また、講談社の児童向け雑誌『おともだち』や『たのしい幼稚園』においても本作に関連する連載が行われていました。

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