みのりかリズム4

みのりかリズム4とは

「みのりかリズム4」は、特定の言葉をリズミカルに繰り返すゲームであり、「みのりかリズム」や「リズム4ゲーム」とも呼ばれます。このゲームは、TBS系の人気バラエティ番組「学校へ行こう!」で紹介され、学生を中心に爆発的な人気を博しました。

由来

このゲームのルーツは、「リズムゲーム」という遊びにあります。基本的なルールは「みのりかリズム4」とほぼ同じで、相違点としては、一拍目を叩く場所が机ではなく腿であること、そしてゲーム開始時の掛け声が「《親の呼び名》から始まるリズムのゲーム」である点が挙げられます。「みのりかリズム4」が「学校へ行こう!」内で紹介される以前から存在していましたが、2003年7月1日に「学校へ行こう!」内の「休み時間向上委員会」でリズム4ゲームとして放送され、同年7月22日に「みのりかリズム4」と改名されたことで、広く知られるようになりました。

「みのりかリズム」という名称は、番組の司会者であるみのもんた（番組内では「みのもりかわ学園校長」という設定）の名前と、ゲームが4拍子で進行することに由来します。

2016年には、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司さんの持ちネタを基にした「斎藤さんゲーム」が、綾野剛さんと高畑充希さんが出演する携帯電話会社のCMから流行しました。このゲームも「みのりかリズム4」がベースとなっており、自分の名前を言う部分が「ペッ」に変わる点、そして「斎藤さん」とコールされた場合は全員で「斎藤です」と答える点が特徴です。

ルール

このゲームは、2人からプレイ可能ですが、6人程度でプレイすると程よい緊張感の中で楽しめます。

1. 準備: 参加者各々の「呼び名」（2音）を確認し、じゃんけんなどで最初の親を決定します。
2. リズム: 全員で手を使ってリズムを取ります。リズムは4拍子で、1拍目は机を両手で叩き、2拍目は手拍子、3拍目は右手を握り、4拍目は左手を握ります。
3. 掛け声: ゲームの開始時に、「《親の呼び名》、から、はじ、まる、リズ、ムに、合わ、せて（8拍）」という掛け声を全員で唱えます。
4. 指名: 親は、次の4拍を使って他のプレイヤーを指名します。指名は、リズムの3拍目に指名するプレイヤーの呼び名を言い、4拍目に1から4の数字を指定します。
5. 反復: 指名されたプレイヤーは、次の4拍のリズムに合わせて、親が指定した回数だけ自分の呼び名を繰り返します。指定回数が1の場合は4拍目に、2の場合は3・4拍目に、3の場合は2・3・4拍目に、4の場合は1・2・3・4拍目に自分の呼び名を言います。
6. 交代: 指名されたプレイヤーが、自分の呼び名と回数を正確にリズムに合わせて言うことができれば、そのプレイヤーが新しい親になります。以降、4から6を繰り返します。もし間違えた場合は、その時点で脱落となります。

追加ルール

うー1ルール

指定された数字が1の場合、指名された人だけでなく全員が、3拍目に「うー」、4拍目に指名された人の呼び名を言います。この際、3・4拍目で握った両手を前に出す動作を加えます。このルールは、2003年8月5日に「学校へ行こう!」で紹介されました。

リズム8

4拍目で指定する数字を8まで拡張するルールです（例：5の場合は、4拍目と次のリズムの1・2・3・4拍目、6の場合は、3・4拍目と次のリズムの1・2・3・4拍目）。このルールは、2003年9月9日に「学校へ行こう!」で紹介されました。

チェケルール

4拍目で「チェケ」と指定された場合、指名された人は「YO、チェケ、ラッ、チョ」と言います。リズムに合わせて、3拍目に右手を、4拍目に左手を、チョキの形から軽く曲げた二本の指を前に突き出す動作を行います。このルールは人気が高く、以降は最初からチェケルールありでゲームを行うことが多くなりました。2003年10月14日に「学校へ行こう!」で紹介されました。

猪木ルール

3・4拍目で「ボンバイ、エ」と指定された場合、全員が「1、2、3、ダー」と言います。この場合、親は交代しません。2003年2月3日に「学校へ行こう!」で紹介されました。

0ルール

回数に0を指定できるルールです。0を指定された場合、指名された人はすぐに親となり、次のリズムで次の人を指名しなければなりません。自分の呼び名を言う必要はありませんが、指名が遅れるとミスとなります。

呼び名二つルール

プレイヤーがそれぞれ2つの呼び名を設定して行うルールです。指名する際はどちらの呼び名を使用してもよく、指名された場合は、指名された呼び名で指定回数分言わなければなりません。

ダブルコールルール

3拍目だけでなく、2拍目にも誰かの名前を指定できるルールです。必ず指定する必要はありません。2拍目に呼ばれた人も3拍目に呼ばれた人と同じように行わなければなりませんが、指名権は3拍目に呼ばれた人にのみ与えられます。（例：A『　 → B → C → 2』→ BC『　 → 　 → ♪ → ♪ 』→指名権利は3拍目のC）

この他にも、「学校へ行こう!」ではゲストが登場した際に、ゲストの名前にちなんだ早口言葉を言わせるなどの特別ルールが設けられることがありました。

もう一度検索