みんなで夢を!

『みんなで夢を！』は、1965年5月2日から同年9月26日まで、フジテレビ系列局で毎週日曜19時30分から20時00分に放送されていた、フジテレビ制作のバラエティ番組です。早川電機工業（現在のシャープ）がスポンサーを務めました。

番組のコンセプトは、「夢」をテーマにしたバラエティショーで、当時盛んだった芸能人による社会奉仕活動「あゆみの箱」運動のような善意と人間味を背景に、誰もが楽しめる番組を目指していました。毎回、視聴者の中から選ばれた、様々な夢を持つ一般人と、その夢に合ったゲストを招き、フランキー堺が扮する「案内人」と、パパ役の多々良純をはじめとする6人の芸能人で構成された「家族」が、彼らの夢を実現させるという内容でした。

第一回放送では、「おやつの乏しい保育園の子供たちを“夢の国”のお菓子の家で遊ばせたい」という夢を持つ保育士が登場し、その夢の実現が試みられました。

出演者

案内人
フランキー堺：当時、早川電機のイメージキャラクターを務めており、同社の新聞広告やカタログにも登場していました。

家族
多々良純（パパ）
葦原邦子（ママ）
古今亭志ん朝（息子）
北林早苗（娘）
江木俊夫
大貫ゆみ子

スタッフ

作・構成：たんのかつゆき
演出：大島正俊

放送ネット局

フジテレビ：日曜19:30 - 20:00
札幌テレビ：火曜19:00 - 19:30
仙台放送：日曜18:30 - 19:00

番組は、視聴者の夢を温かく応援する内容で、当時の社会情勢と人々の心情に寄り添う番組として人気を博しました。フランキー堺の親しみやすいキャラクターと、出演者たちの温かい人柄が、番組の魅力を引き立てていました。また、毎回異なる夢が登場することで、視聴者は常に新鮮な気持ちで番組を楽しむことができました。

参考資料として、産経新聞に番組に関する記事が掲載されています。

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