みんなで自分の説明書〜B型、A型、AB型、O型〜とは？意味をやさしく解説

みんなで自分の説明書～B型、A型、AB型、O型～

『みんなで自分の説明書～B型、A型、AB型、O型～』は、2008年 12月30日にガンホー・ワークスよりリリースされたニンテンドーDS用ソフトウェアです。本作は、Jamais Jamais氏によって著されたベストセラー書籍シリーズ「自分の説明書」全4作品をゲーム化したもので、ゆるやかなタッチの人間関係シミュレーションゲームとして制作されました。

概要

原作書籍のコンセプトを核としつつ、ゲームならではのインタラクティブな要素が多数加えられています。プレイヤーは質問に答える形式で自分や他者の「説明書」を作成し、それぞれの性格や傾向を視覚的に把握することができます。本作の開発は、株式会社スクリプトアーツの大味健一郎氏が担当しました。

主なゲームモード

ゲームには主に以下の3つのモードが搭載されており、多様なアプローチで人間関係の探求を楽しむことができます。

自分の説明書モード

このモードはゲームの基本となるもので、プレイヤー自身の「説明書」を作成したり、過去に作成した説明書を閲覧したりできます。画面に表示される様々な質問項目に対し、自分に当てはまる選択肢にチェックを入れていく形式で進行します。回答に応じて、プレイヤーの性格が分析され、それに連動したキャラクターのビジュアルや特性が画面に表示されるのが特徴です。また、自分だけでなく、友人や家族などの「トモダチ」の説明書を作成することも可能です。作成した自分の説明書は、ニンテンドーDSの通信機能を利用して他のプレイヤーと交換することができます。

もっと自分の説明書モード

「自分の説明書モード」を最後までプレイすることで解放される隠しモードです。ここでは、自分の血液型だけでなく、異なる血液型を持つ人々の説明書も作成できるようになります。作成手順は「自分の説明書モード」と同様です。複数の血液型の説明書を作成した後、「血液度を見る」機能を選択することで、プレイヤー自身がどの血液型の特性を強く持っているかの傾向を診断することが可能です。さらに、通信交換で集めた「トモダチ」のデータが多いほど、「裏・自分の説明書」を作成できるようになります。これは、通常の「自分の説明書」とは異なる、普段は見せないようなもう一つの性格やキャラクターが示されるモードです。

勝手にトモダチ関係モード

「自分の説明書モード」を一度でもプレイする（中断しても可）ことで出現する隠しモードです。このモードでは、まずシミュレーションに参加させたい「トモダチ」のデータを選択します。次にシミュレーションの種類を選ぶと、選択したキャラクターたちが自動的に行動を開始し、仮想の生活を送る様子を観察できます。キャラクター間の会話は、それぞれの「感情バロメーター」の状態に応じて変化していくシステムを採用しており、キャラクター同士のリアルな（？）やり取りを楽しむことができます。また、「裏・自分の説明書」を作成している場合は、このモード内でキャラクターの「裏モード」をプレイすることも可能になり、より深層的な関係性を垣間見ることができます。

原作書籍

本作の原作となった書籍「自分の説明書」シリーズは、文芸社より各1,050円（税込）で刊行されています。ゲームで興味を持った方は、原作も手に取ってみるのも良いでしょう。

みんなで自分の説明書 〜B型、A型、AB型、O型〜