みんなの鉄道
概要
『みんなの鉄道』は、フジテレビジョンが制作したユニークな鉄道情報番組で、
2004年4月12日に放送を開始し、
2008年9月12日までの4年間にわたり、全85回のエピソードが放送されました。従来の鉄道番組では観光地紹介が主流でしたが、この番組は「日本で唯一の本格的鉄道番組」を謳っており、鉄道そのものの魅力に焦点を当てています。
番組では、固定カメラを用いた風景映像や、運転席からのオンボード映像、車両基地での点検場面、乗務員の点呼、保線作業などが紹介され、視聴者は鉄道の裏側に触れることができます。これにより、ただの旅行紹介に留まらず、鉄道そのものの動きや機能を理解できる内容になっています。
レギュラー放送が終了した後も多くの視聴者から
再放送を望む声が寄せられ、
2009年11月からは『みんなの鉄道リターンズ』が
フジテレビONE・TWOで放送を開始。この
再放送は、過去の全エピソードをハイビジョンで楽しむことが可能となり、まるで新しい番組のように新鮮さを持ちながら視聴されています。特に、
2012年からは全ての放送がハイビジョン化され、視聴体験が向上しました。
2013年には、久しぶりに特別放送が行われ、視聴者の高い関心を反映した形になりました。新たな視点で鉄道を楽しむための特集や人気路線を取り上げた内容は、特に觀看者の人気を集めています。
放送チャンネルと時間
放送は主に
フジテレビONEや
フジテレビNEXTなどで行われ、時間帯は頻繁に変更されることがあります。例えば、
フジテレビNEXTでは月曜に専門の鉄道関連番組が放送されていますが、特別編成により毎年
10月14日の「
鉄道の日」に関連する特別エピソードも放送されています。
新・みんなの鉄道
2009年には『新・みんなの鉄道』が放送を開始しました。この新シリーズは前作のフォーマットを踏襲しつつも、新たな魅力を加えています。また、一部のコーナーは復活し、より鉄道に特化した内容が展開されています。放送サイクルは初期には1か月サイクルでしたが、次第に変更され、不定期での放送が行われるようになりました。
この番組の成長は、
鉄道ファンだけでなくとも多くの視聴者に支持されている証とも言えます。最新の鉄道情報や旅の楽しみを提供し続ける『みんなの鉄道』は、これからも多くのファンに愛されることでしょう。
音楽とナレーション
番組の音楽には、
鉄道ファンであるアーティスト、
岸田繁率いる「
くるり」の楽曲が使用されています。特にオープニングテーマとして「ロックンロール」が親しまれています。また、ナレーションは
堺正幸氏が担当しており、彼の特徴的な声が番組の魅力を引き立てています。
総括
『みんなの鉄道』とその続編『新・みんなの鉄道』は、鉄道をテーマにした情報番組として、独自の視点から深い内容を提供しています。今後も新たなエピソードや特集を通じて、鉄道路線、車両の魅力を引き出し、視聴者との距離を縮めていくことでしょう。