むかしの国のアリサ

むかしの国のアリサ

『むかしの国のアリサ』は、北海道テレビ放送（HTB）が制作したバラエティ番組で、2015年1月15日から同年3月26日まで放送されました。この番組は、八木アリサという札幌市出身のモデルが初めての冠番組としてオファーを受け、お笑いコンビのアフロンゲ丸山とヨッシーと共に昭和の8ミリフィルムを使用した映像を通じて昭和の文化を再体験する内容となっています。略称は「むかアリ」です。

概要

番組では、八木アリサとアフ&ヨッシーが昭和の流行を取り上げ、当時の映像を観ながらさまざまなアクティビティに挑戦しました。昭和の懐かしさを感じさせる素材を使い、観る人に楽しさと笑いを提供する構成になっています。ナレーションはHTBのアナウンサーである佐藤良諭が担当しており、彼の声が番組の雰囲気を一層引き立てていました。

放送内容

番組中のテーマ曲も特徴的で、オープニングにはフリッパーズ・ギターの『恋とマシンガン』、エンディングにはSoftlyの『Maybe〜どうでもいいの〜』が使用され、視聴者の印象に残る要素となっていました。また、放送期間中には、八木アリサが直前のミニ番組『キラキラ』に出演したり、特別なメイキング映像が紹介されたりするなど、盛りだくさんの内容で構成されていました。特に2015年1月19日から22日までのサブプログラムでは、視聴者に向けてのメッセージが届けられました。

番組の特別な取り組み

番組の第7回放送時には、日本民間放送連盟が実施する『放送番組の違法配信撲滅キャンペーン』の一環として、視聴者に対し違法配信の注意喚起を促すテロップが表示されました。これは、視聴者に対して法律を遵守して番組を楽しんでほしいという願いが込められています。

また、第8回目の放送では、木曜ドラマ『DOCTORS3 最強の名医』の最終回に合わせて放送時間が15分繰り下げられ、視聴者に新しい体験を提供しました。こうした工夫により、『むかしの国のアリサ』は単なるバラエティ番組にとどまらず、多面的な楽しさを追求する番組となりました。

まとめ

『むかしの国のアリサ』は、次第に変わる視聴習慣の中で昭和の魅力を再発見する機会を与えてくれた番組でした。最終的には『平成ノブシコブシのヨルオシ!』以来、4年半にわたり続いたHTBの深夜番組枠が終了しましたが、この番組を通じて多くのファンが昭和の良さを再認識したでしょう。大畑隼介プロデューサーは、番組終了をツイッターで報告し、視聴者への感謝を表しました。これは一つの時代の終わりとも言えるでしょうが、昭和の思い出を巧みに紡いだこの番組は、今も多くの人の心に残り続けています。

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