むさし証券

むさし証券株式会社は、埼玉県さいたま市大宮区に本店を構える日本の証券会社です。2011年8月には、のぞみ証券との合併を経て、現在の体制となりました。

事業内容としては、株式などの有価証券取引や保険契約の取り扱いを中心に、企業向けのビジネス・マッチング、海外進出支援、事業承継の仲介など、幅広いサービスを提供しています。特に、旧あさひ銀行系の「あさひリテール証券」を母体の一つとしていることから、りそなグループとの結びつきが強く、2024年に社長に就任した忍田昇一氏も埼玉りそな銀行出身です。この点が、むさし証券の企業文化や経営戦略に影響を与えていると考えられます。

沿革

むさし証券の歴史は、複数の証券会社の変遷と統合によって形成されています。そのルーツは、大正時代に設立された山文商会に遡ります。

そしあす証券の系譜

1919年（大正8年）3月 - 株式会社山文商会が設立されました。
1944年（昭和19年）3月 - 山文証券株式会社に商号変更。
1947年（昭和22年）8月 - 千代田証券株式会社が設立されました。
2001年（平成13年）4月 - 千代田証券と山文証券が合併し、あさひリテール証券株式会社が誕生しました。
2004年（平成16年）3月29日 - そしあす証券株式会社に商号変更しました。

武蔵証券の系譜

1945年（昭和20年）1月 - 武蔵証券株式会社が設立されました。

むさし証券の誕生と発展

2010年（平成22年）5月 - そしあす証券と武蔵証券が合併し、現在のむさし証券株式会社が誕生しました。
2011年（平成23年）8月 - むさし証券とのぞみ証券が合併し、事業規模を拡大しました。
2015年7月 - 三栄証券を吸収合併しました。
2019年3月 - 創業100周年を迎えました。

このように、むさし証券は、数々の合併や吸収を経て、現在の姿に至っています。長い歴史の中で培われた経験と、りそなグループとの連携を強みとして、顧客の多様なニーズに応える証券会社として活動を続けています。

外部リンク

むさし証券株式会社
むさし証券トレジャーネット

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