もじゃ (お笑い芸人)

もじゃ（1981年4月19日-）は、日本のお笑い芸人であり、SMA NEET Projectに所属しています。2024年の女芸人No.1決定戦 THE Wではファイナリストとして注目を集めました。

生い立ちと上京

岩手県花巻市で生まれ育ったもじゃは、幼少期から人見知りな性格だったといいます。外で遊ぶよりも、テレビを観ることを好む、いわゆる「テレビっ子」でした。特に『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』などを楽しんでいたそうです。中学生の頃には『金曜ロードショー』でスタジオジブリ作品に感銘を受け、声優を志すようになりました。両親からは高校卒業を勧められたため、地元の岩手県立花巻南高等学校に進学しました。しかし、大学への進学には興味を持てず、憧れの声優を目指して東京アナウンス学院へ入学するために上京します。

舞台役者への転身

専門学校では、1年次に声優の基礎を学びましたが、演技も役者として括られることを知り、初めて舞台での演劇を経験しました。その面白さに惹かれ、2年進級時に演技科に転科。本格的に舞台役者を目指すようになります。卒業間際には、様々な劇団やプロダクションの説明会に参加し、三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアターに興味を持ちます。お笑いやダンスなど、エンターテイメントに必要なスキルを学べる劇団の養成所に入ろうとオーディションを受け、合格。養成所ではスキルを磨いたものの、劇団には入団できず、歌舞伎町のドン・キホーテでアルバイトをしながらフリーの役者として活動を始めます。

芸人への転身

フリーの役者として活動する中、持ち前の体当たりでインパクトのある芝居が評価され、周囲から芸人への転身を勧められることが多くなります。当時は役者としての収入が安定せず、27歳から3年間はマッサージ師のアルバイトを週7日で行っていました。貯金も貯まってきた頃、元芸人が主宰する劇団に誘われ、舞台への情熱が再燃。その劇団で共演したガンジー横須賀からコンビ結成の提案を受けます。ピン芸人としての活動に自信がなかったもじゃは、面白い人と組めるならお笑いをやってみようと決意。

コンビ結成と解散、そしてピン芸人へ

2011年4月、ガンジー横須賀とコンビ「べっこちゃん」を結成。フリーで活動後、2013年に現在の事務所に所属します。ネタはガンジーが担当し、コントと漫才の両方を披露。特に型破りなコントは高い評価を得ていましたが、2019年10月に方向性の違いから解散します。解散を機に芸人を引退しようと考えていたもじゃですが、マネージャーの平井精一からピン芸人として活動を続けることを勧められ、現在に至ります。

芸風

もじゃの芸風は、主にコントです。個性的なキャラクターに扮し、日常にいそうでいない人物像をコミカルに演じます。THE Wでは2021年に準決勝に進出し、2024年には初の決勝進出を果たしました。決勝では「回収車」というコントを披露しましたが、惜しくも敗退。

また、事務所の芸人とユニットを組むこともあり、マツモトクラブ・しゃばぞうとの「マンプクトリオ」はキングオブコント2021で準決勝に進出しています。

出演

有田ジェネレーション（TBSテレビ） - べっこちゃん時代
白黒アンジャッシュ（千葉テレビ） - マンプクトリオとして出演
出没!アド街ック天国（テレビ東京）
ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ（フジテレビ）

外部リンク

もじゃ | Sony Music Artists
BeachV

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