ものまねバトル☆CLUB

ものまねバトル☆CLUB

『ものまねバトル☆CLUB』（ものまねバトルクラブ）は、日本テレビで毎月第3水曜日の深夜帯に関東ローカルで放送されていた深夜バラエティ番組です。年に数回、春・秋・年末などに特番として放映されていた人気番組『ものまねバトル』の姉妹版として企画・制作されました。

番組は、1997年10月2日に放送が始まった『やんちゃ』をルーツとし、『まねキン』（1999年4月2日開始）、『ニッテる!』（2001年4月4日開始）といった変遷を経て、このタイトルに変更されました。前身番組が毎週放送されていたのに対し、『ものまねバトル☆CLUB』となってからは月1回程度の放送頻度に変更され、企画によっては前後編として翌月に続けて放送される形式をとることもありました。

番組では、『ものまねバトル』本編に出演する著名なものまねタレントに加え、若手や中堅芸人が実験的な企画に挑戦する場としても機能しました。特に記憶に残るエピソードとして、イジリー岡田と神奈月がペアを組み、国民的番組『欽ちゃんの仮装大賞』出場を目指す模様が放送された回があります。この挑戦には、『ものまねバトル』の看板出演者であるコロッケも審査員の一人として登場。イジリーが王貞治、神奈月が長嶋茂雄に扮し「胴上げ」のものまねパフォーマンスを披露しましたが、残念ながら規定の点数には届かず不合格となりました。

また、現在人気お笑いコンビとして活躍するナイツも、まだ広く知られていないブレイク前に出演したことがあります。特に塙宣之は、当時すでに『ものまねバトル』のレギュラーとして活躍していた実兄・はなわのものまねを披露しました。この時の映像は、後にナイツが他のテレビ番組に出演した際にも紹介されるなど、彼らの初期のキャリアを示す貴重な記録となっています。

加えて、後に「おバカタレント」としてブレイクし、人気者となるスザンヌも、ブレイク前にゲスト出演した経験があります。彼女は番組末期には、『ものまねバトル』の特番本編で審査員を務めるまでになりました。

放送スケジュールに関しては、突発的な編成変更の影響を受けることもありました。例えば、2008年8月20日に予定されていた放送回は、北京オリンピックのソフトボール中継が試合展開により大幅に延長された影響で、他の番組編成との調整がつかず休止が決定。この回は後日、9月5日に改めて放送されました。

番組は2009年3月18日の放送をもって、その歴史に終止符を打ちました。前身番組からの期間を含めると約12年間、深夜帯ながらも様々なものまねパフォーマンスや企画を通じて、視聴者に笑いを届けてきました。多くのものまねタレントにとって、経験を積み、新たなネタを披露する重要な舞台の一つでした。

番組制作を支えたスタッフには、構成の舘川範雄、ディレクターの野澤尚弘、江成真二、澤井慎幸、徳永清孝（日本テレビ）らが名を連ねます。演出・プロデューサーは高木章雄（日本テレビ）、プロデューサーは牛丸謙壱が担当。USテレビが制作協力を、日本テレビが製作著作を務めました。

本番組の母体となったのは、長年にわたり日本テレビの看板特番として愛された『ものまねバトル』です。

主な出演者（順不同、ほか多数）：

コロッケ
岩本恭生
有吉弘行
原口あきまさ
イジリー岡田
神奈月
山寺宏一
西尾夕紀
冨永みーな
Take2
ツートン青木
青木隆治
ノブ&フッキー
峠恵子
ホリ
まねだ聖子
中森あきない
相沢真紀
コージー冨田
前田健
はなわ
トニーヒロタ
葉月パル
あさりど
* 神田聖子

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