岩本恭生

岩本 恭生のプロフィールとキャリア

岩本恭生（いわもと きょうせい、1952年4月3日生まれ）は、日本の著名なものまねタレントであり俳優です。彼は北海道札幌市出身で、愛称として「ガンちゃん」と呼ばれています。彼の本名は岩野恭一（いわの やすかず）で、現在は株式会社ロックフィールドに所属しています。かつてはジェイズファーイーストに所属していましたが、現在は業務提携を行っています。

2008年2月には芸能活動20周年を迎え、当時の芸名を「岩本恭省」に改名。しかし、2012年2月には再び「岩本恭生」に戻しています。このように、彼は自身の芸名に工夫を凝らし、長いキャリアを積み重ねてきました。

来歴と経歴

岩本は、北海道札幌工業高等学校の工芸科を卒業した後、宝石の勉強のためロンドンに渡りました。しかし、歌手としての夢を追いかけることに志望を切り替え、1970年代半ばにはニューミュージック系のデュオ「ペペルモコ」を結成し、HBCラジオでレギュラーパーソナリティを務めるなど、活動を広げていきました。

メジャーデビューを果たそうと上京しましたが、思うようにはいかず再び札幌に戻り、バーのマスターとして働きつつ、ものまねの技術を磨きました。この努力が実を結び、1989年にフジテレビの『ものまね王座決定戦』で優勝を果たし、布施明の「霧の摩周湖」のものまねで名を馳せました。彼は布施明の形態模写や声帯模写において一流であることを自負しています。

彼のものまねは業界でも認知度が高く、野口五郎からも「岩本さんの布施明ものまねは本人そのもの」と称賛されています。また、日本テレビの『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』では、布施明本人と共演し、その実力を証明しました。

1993年には元ザ・タイガースの加橋かつみとのコラボレーションで「ザ・タイガースマニア」を結成し、CDもリリースしています。1994年には『ものまねバトル』に出演し、年間を通じて活躍していました。このように、彼は自身のキャリアを多角的に広げ、多くの後進の育成にも力を入れていました。

プライベートとその後

しかし、岩本は2008年に妻が脳腫瘍を患った際から、ほとんどの時間を看病に費やすことになり、芸能活動はほぼ休止状態となりました。テレビ出演も少なくなり、2013年には『解決!ナイナイアンサー』でその時の状況を明かしました。残念ながら、彼の妻は2014年2月に肺炎のため亡くなりました。この悲しい出来事は、彼の生活にも大きな影を落としましたが、子供たちとともに新たな生活を続けています。

その後、岩本は経営していた「ものまねライブ ガンダム」を他人に譲渡し、2018年からは札幌で新たなダイニングバーを運営しています。

出演作品

バラエティ番組

• - ものまね王座決定戦（フジテレビ）
• - 夜も一生けんめい。（日本テレビ）
• - ギルガメッシュないと（テレビ東京）
• - ものまねバトル（日本テレビ）
• - ライオンのごきげんよう（フジテレビ）

テレビドラマ

• - 火曜サスペンス劇場「顔を隠す女」（日本テレビ、1991年） - 福岡記者 役
• - 芸者小春の華麗な冒険（テレビ朝日、1991年） - 英ちゃん 役
• - 金田一少年の事件簿（日本テレビ、2001年） - 安岡保之 役

映画

• - 獅子の血脈（2001年） - 仁風会幹事長補佐 富久正行 役
• - OKITE やくざの詩（2003年） - 小杉寛司 役

ラジオ番組

• - 岩本恭生のヨロシク！毎週（STVラジオ、2014年 - 2015年）

多様なジャンルで活躍し続ける岩本恭生は、今後もその豊かな才能を活かして、新たな道を切り開いていくことでしょう。

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