やけのはらは、
神奈川県横浜市出身の音楽家であり、DJ、ラッパー、そして
トラックメイカーとして多岐にわたる才能を発揮しています。彼の音楽活動は、国内の様々な音楽シーンに深く根ざしており、その独自の音楽性は多くのファンを魅了し続けています。
彼は「FUJI ROCK FESTIVAL」や「METAMORPHOSE」といった国内有数の音楽フェスティバルをはじめ、「KAIKOO」、「
RAW LIFE」、「Sense of Wonder」、「
ボロフェスタ」など、数多くのイベントやパーティーに出演しています。これらのイベントでのDJプレイを通じて、彼は幅広い音楽ファンにその名を知られるようになりました。また、数多くのミックスCDを発表しており、その選曲センスと卓越したDJスキルが高く評価されています。
ラッパーとしては、アルファベッツのメンバーとして2003年にアルバム「なれのはてな」を発表しました。その後も、
曽我部恵一が主宰するレーベルROSE RECORDSのコンピレーションアルバムに、個人名義でラップ曲を提供するなど、精力的に活動を展開しています。彼のラップスタイルは、リリックの独創性とフロウの心地よさが特徴であり、多くのリスナーを惹きつけています。
トラックメイカーとしての活動も非常に活発であり、マンガ「
ピューと吹く!ジャガー」のドラマCDの音楽制作や、テレビ番組の楽曲制作などを手がけています。また、
中村一義、メレンゲ、イルリメ、
サイプレス上野とロベルト吉野などの人気アーティストのリミックスも担当しています。さらに、数多くのダンスミュージックコンピレーションアルバムに楽曲を提供するなど、その才能は多岐にわたります。
2009年には、
七尾旅人とのコラボレーション楽曲「Rollin' Rollin'」が大きな話題となりました。この曲は、
七尾旅人の美しい歌声と、やけのはらの独特なトラックが融合した名曲として、多くの音楽ファンに愛されています。2010年には、初のラップアルバム「THIS NIGHT IS STILL YOUNG」を発表し、ソロアーティストとしての地位を確立しました。その後、Stones Throwの15周年を記念したオフィシャルミックス「Stones Throw 15 mixed by やけのはら」を手がけ、その選曲センスとDJスキルを改めて証明しました。2012年には、サンプラーとボーカルを担当するバンド、younGSoundsでアルバム「more than TV」を完成させ、ハードコアパンクと
ディスコを融合させた新しい音楽性を追求しました。2013年3月には、新たなラップアルバム「SUNNY NEW LIFE」をリリースし、常に新しい音楽の可能性を追求する姿勢を示しています。
やけのはらの音楽活動は、多岐にわたり、ジャンルにとらわれない自由な発想と、常に新しい音楽を追求する実験精神に満ち溢れています。彼の今後の活躍から目が離せません。
ディスコグラフィー
アルバム
なれのはてな(2003年)- ALPHABETS名義
THIS NIGHT IS STILL YOUNG(2010年)
SUNNY NEW LIFE(2013年)
シングル
Rollin' Rollin'(2009年)-
七尾旅人×やけのはら 名義
DJ MIX
SUMMER GIFT FOR YOU(2006年)
V.V.SLOW? SPECIAL MIX(2007年)
XXX-FILE(2007年)- MP2名義
BRILLIANT EMPTY HOURS(2008年)
ExT Recordings 1st ANNIVERSARY MASTER MIX(2008年)
CHOUJA-MACHI SATURDAY MORNING(2010年)
Stones Throw 15 mixed by YAKENOHARA(2011年)
Step On The Heartbeat (2012年)
連載
POPEYE「文化水流探訪記」
外部リンク
YAKENOHARA BLOG
felicity