やなぎなぎ

やなぎなぎについて

やなぎなぎは、1987年に大阪府で生まれた日本の女性シンガーソングライターです。音楽キャリアを積む彼女は、インクストゥエンターに所属し、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンから音楽を発信しています。

来歴

彼女の音楽への興味は、幼少期に母親が電子オルガンを持ち帰ったことから始まりました。その後、中学校で兄が買ったDTMソフトを活用し、作曲に取り組み始めます。2006年には音楽投稿サイト「プレイヤーズ王国」で活動を始め、多数のオリジナル曲を発表しました。また、ガゼル名義で「ニコニコ動画」に投稿した音楽が認知され、さらに『ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists』に参加。しかし、2008年には動画投稿サイトでの活動から退くことになります。

その後、supercellのゲストボーカルとしてnagi名義で活躍。彼女の名を広げるきっかけとなったのは、2009年に放送されたテレビアニメ『化物語』のエンディングテーマ「君の知らない物語」を歌ったことです。この曲は大ヒットし、シングルやアルバムを次々にリリースするという成功を収めました。2012年2月29日、彼女はシングル『ビードロ模様』でメジャーソロデビューを果たし、さらに音楽シーンにおける地位を確立しました。

2019年8月5日には、一般男性との結婚を発表し、私生活でも新たなスタートを切ることになります。音楽活動だけでなく、プライベートでも注目を集めています。

人物像

やなぎなぎの特徴として、非常に人見知りであることが挙げられます。デビュー当初のプロモーションビデオには、彼女自身が出演していないものが多いです。また、趣味には様々な楽器を集めることが含まれています。

音楽性

彼女の歌声は、抒情的で柔らかく澄んだ音色が特徴です。supercellの宇佐義大は、「素直に声を出している印象があるが、同時に儚さをも感じさせる」と評価しています。声域も広く、supercellのryoは「地声とファルセットの境目を感じさせない滑らかで広い声域を持つ」と語っています。

音楽制作に対する影響は、新居昭乃やエレクトロニカのアーティストから受けており、ジャンルにとらわれない広がりを見せています。彼女はもともとエレクトロニカ系の音楽に偏っていましたが、supercellのゲストボーカルとしての経験からバンド音楽やポップスも聴くようになったと述べています。

ディスコグラフィ

さまざまなシングルとアルバムをリリースしていますが、代表的なものには、シングル『ビードロ模様』や、コラボレーション作品、また、サウンドトラック参加が挙げられます。特にsupercellとのコラボレーションは、彼女のキャリアにおいて重要な位置を占めています。

主なライブとメディア出演

やなぎなぎは、音楽活動の枠を超え、テレビやラジオへの出演もしています。2014年には「めざましテレビ」に出演し、初めてテレビに姿を見せました。また、ゲーム作品などにも声優として参加し、広くその才能を発揮しています。

まとめ

やなぎなぎは、感性豊かで多才なアーティストです。彼女の独特の音楽性と透き通るような歌声は、多くのファンを魅了し続けています。今後の彼女の活動に、期待が寄せられています。

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