ゆうかり

フェリー「ゆうかり」の概要

フェリー「ゆうかり」は、新日本海フェリーによって運航される商業用のフェリーです。この船は、IHIマリンユナイテッド横浜工場で建造され、2003年2月2日に新潟〜小樽航路に就航しました。この船の設計は、2000年11月に施行された交通バリアフリー法に準拠しており、高齢者や身体障害者が安心して利用できるように工夫されています。

全長は199.90メートルで、これは巨大船に該当しない最大限の長さとなっています。このような設計により、利便性と快適性を兼ね備えたフェリーとなっており、旅客のニーズに応えています。一般的なフェリーの就航時には、従来の新潟〜小樽航路に運航されていた「フェリーあざれあ」や「フェリーしらかば」が別の航路に転配されることもあります。たとえば、2017年6月28日時点で「フェリーあざれあ」は、苫小牧東〜秋田〜新潟〜敦賀航路に転配されました。

船体と船室の構成

「ゆうかり」には多彩な宿泊施設があり、旅客の多様なニーズに応えることができます。船室の具体的な構成は以下の通りです：

- スイートルーム（ツイン×4室）: 専用テラス付きで、バス、シャワートイレ、洗面所を完備。
- デラックスルームA（ツイン×20室）: バス、シャワートイレ、洗面所、専用テラス付き。
- デラックスルームB（ツイン×6室、和室×4室）: バス、シャワートイレ、洗面所が整備されている。
- ステートルームB（二段ベッド2台×24室、和室×20室）: 洗面所を完備し、アウトサイドに窓があります。
- ステートルームB（ツイン×30室）: 洗面所と窓を有するインサイド。
- ツーリストS（シングル×36室）: 半個室のインサイド。
- ツーリストA（二段ベッド×21室）: アウトサイドに窓あり。
- ツーリストB（二段ベッド×10室）: インサイドタイプ。
- ツーリストJ（大部屋×1室）: アウトサイドに窓があります。
- ドライバールーム（8室）: 特に運転手向けの部屋です。

船内設備

「ゆうかり」では快適な旅を提供するために、様々な設備が備わっています。主な施設は次の通りです：

供食・物販設備

- グリル「嵯峨野」: 美味しい料理を提供するグリル。
- レストラン「Oasys」: バラエティ豊かなメニューのレストラン。
- カフェ「Highland」: くつろげるカフェスペース。
- ショップ（売店）: 船内でのお土産や必要品を取り揃えています。

パブリックスペース

- エントランス: 乗船時のゲート。
- プロムナード: 景色を楽しめる歩行スペース。
- フォワードサロン「Brise」: リラックスできる空間。
- スモーキングルーム「Mocking-Bird」: 喫煙所。

入浴設備

- 大浴場: サウナ付きの大浴場で、ゆったりとした入浴が楽しめます。
- ランドリー: 長期滞在でも安心の洗濯設備が完備されています。

娯楽設備

- ビデオシアター: 映画やビデオを楽しめるスペース。
- ビデオルーム: 自由に利用できる視聴室。
- スポーツコーナー: 簡単なスポーツが楽しめるエリア。
- ゲームルーム: ゲームで楽しむための部屋があります。

このように、フェリー「ゆうかり」では快適な航海を提供し、乗客は多彩な選択肢から旅を楽しむことができます。

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