ゆかにっし

荒井チェリー先生のほのぼの4コマ[[漫画]]『ゆかにっし』

『ゆかにっし』は、荒井チェリー先生が『まんがタイム』で2004年から2006年まで連載していた4コマ[[漫画]]作品です。2016年には傑作集にも収録されました。

ストーリー

物語は、主人公である前田結花が、ファンシーショップの店主として奮闘する日々を中心に展開されます。しかし、彼女のセンスは少々独特で、お店には一風変わった商品が並びます。そんな結花と、しっかり者の妹・実音、ケンカの強い弟・克樹、そして猫のファレノが織りなす、ほのぼのとした日常が描かれます。

同時期に連載されていた『みおにっき』と世界観が共有されており、話がリンクすることも。また、後の作品である『三者三葉』や『ハッピーとれいるず!』との繋がりも見られ、荒井チェリー先生の作品世界をより深く楽しむことができます。本作は、長女である結花の視点から物語が進められていきます。

登場人物

前田結花（まえだ ゆか）

本作の主人公。母親から引き継いだファンシーショップを経営していますが、そのセンスは独特。手作りの詩を売ろうとするなど、ユニークな一面も。家事は苦手ですが、裁縫は得意です。
前田実音（まえだ みお）

結花の妹で、小学生ながらしっかり者。姉に代わって家計を管理するなど、頼りになる存在です。ドクロが好きで、財テクの本を愛読しています。
前田克樹（まえだ かつき）

結花の弟で、高校生。ケンカが強いですが、幼馴染の千歌には敵いません。料理が得意で、連載途中からは食堂でアルバイトを始めます。
ファレノ

前田家で飼われている猫。まるで霊感があるかのような不思議な行動を見せることがあります。
鶴田千歌（つるた ちか）

結花の幼馴染で、4歳年上。商店街の酒屋の娘であり、実音の小学校教師でもあります。克樹にケンカを教えた張本人で、彼や松本先生に対しては横暴な態度を取ることも。
松本有祐（まつもと ゆうすけ）

実音の担任の先生。結花の店の近くに引っ越してきてから、結花と親しくなります。天然ボケな性格で、ファンシーグッズ以外のセンスは結花と似ている部分があります。

書誌情報

荒井チェリー『ゆかにっし』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2006年6月10日発行（5月26日発売）、ISBN 4-8322-7578-X
荒井チェリー『Cherry etc. 荒井チェリー傑作集 上』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2016年5月27日発売、ISBN 978-4-8322-4701-7
* 本作のほか「みおにっき」、「キミとボクをつなぐもの」が収録

『ゆかにっし』は、個性豊かなキャラクターたちが織りなす、クスッと笑える日常を描いた作品です。ぜひ一度、手に取って読んでみてください。

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