ゆずのみ〜拍手喝祭〜 日替わり全曲集+1

ゆずのライブアルバム『ゆずのみ〜拍手喝祭〜日替わり全曲集＋1』：音楽史に残る弾き語りツアーの記録

2019年8月8日、セーニャ・アンド・カンパニーより発売された『ゆずのみ〜拍手喝祭〜日替わり全曲集＋1』は、ゆずの通算5作目のライブアルバムです。ゆずにとって前作のアルバム『BIG YELL』以来1年4ヶ月ぶり、ライブアルバムとしては2015年発売の『二人参客 2015.8.15〜緑の日〜』『二人参客 2015.8.16〜黄色の日〜』以来4年ぶりのリリースとなります。このアルバムの最大の特徴は、その収録内容にあります。

このアルバムは、音楽史上初の試みとして開催された「ゆず弾き語りドームツアー2019 ゆずのみ〜拍手喝祭」の記録を収めたものです。このツアーでは、全公演で異なるセットリストが組まれ、その中で特に注目を集めたのが「日替わり曲」コーナーでした。このコーナーでは、毎回2曲ずつ、その公演でしか聴くことのできない特別な楽曲が披露されました。

本アルバム『ゆずのみ〜拍手喝祭〜日替わり全曲集＋1』には、このツアーで演奏された全16曲の日替わり曲が全て収録されています。まさに、このツアーの集大成と言える内容と言えるでしょう。さらに、このアルバムは「ゆ」盤と「ず」盤の2形態でリリースされており、それぞれに異なるボーナストラックが収録されています。「ゆ」盤には「青」、「ず」盤には「飛べない鳥」が収録されており、それぞれの盤で異なる楽曲を楽しむことができます。

そして、コレクター心をくすぐるもう一つの大きな特徴として、CDだけでなく、豪華な特典が付属している点が挙げられます。「ゆ」盤には、北川悠仁さんが実際に使用しているものをモチーフにしたラメ入りゴールドミニタンバリンが、「ず」盤には岩沢厚治さんが使用しているものをモチーフにしたシルバーミニハーモニカが付属します。これらの限定特典は、ファンにとっては何よりも嬉しいプレゼントと言えるでしょう。

このアルバムに収録されている16曲の日替わり曲は、ツアーが行われた会場と公演日ごとに異なり、それぞれが特別な思い出と共に刻まれています。ナゴヤドーム、東京ドーム、京セラドーム大阪、福岡ヤフオク！ドームでの公演で披露された楽曲は、その場所の雰囲気や、その時々のゆずの心情を反映しているかのようです。例えば、ナゴヤドーム公演では「始まりの場所」や「春風」、「ダスティンホフマン」、「呼吸」といった楽曲が演奏されました。東京ドーム公演では「イコール」、「3カウント」、「スミレ」、「桜木町」といった楽曲が演奏されました。これらの楽曲は、ライブ会場の熱気をそのまま伝えるような力強さと、ゆずらしい繊細なメロディーが融合した、聴き応えのあるものとなっています。

『ゆずのみ〜拍手喝祭〜日替わり全曲集＋1』は、ゆずの音楽史に新たな1ページを刻んだ、記念碑的なライブアルバムです。完全生産限定盤として、ゆずOfficial Store限定で発売されたこのアルバムは、ゆずファンにとってまさに宝物と言えるでしょう。音楽史に残る弾き語りドームツアーの感動を、いつでもどこでも味わうことができる、特別な1枚です。

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