ゆらめき

DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの「ゆらめき」は、1999年に発表されたメジャーデビューシングルです。「アクロの丘」「残-ZAN-」と合わせて3枚同時リリースという形で発表されました。

表題曲「ゆらめき」は、TBS系『ワンダフル』枠内で放送されていたアニメ『日本一の男の魂』のオープニングテーマとして使用され、現在までにDIR EN GREY|DIR_EN_GREYのシングルとして最多となる18万枚の売上を記録しています。

作詞は京、作曲はShinyaが担当。編曲はYOSHIKIとDIR EN GREY|DIR_EN_GREYが共同で行いました。

京は歌詞について、小説のようなイメージと現実味を出すことにこだわり、「3年前」といった具体的な言葉を登場させ、リアリティを追求したと語っています。誕生日を歌詞に入れたいほどの強い思いがあったそうです。また、メロディを意識せず、小説を切り取ったかのような構成にすることで、「残-ZAN-」よりも深い痛みを表現することを目指したといいます。

YOSHIKIは、ストリングスアレンジとピアノアレンジのアイデアを提案し、メンバーと相談しながら最終的なアレンジを完成させました。作曲者のShinyaは、かねてより憧れていたX JAPANのYOSHIKIにピアノ演奏で参加してもらったことで、この楽曲に特別な思い入れがあると語っています。

2024年に発表されたシングル「19990120」に収録されたリアレンジバージョンでは、イントロがピアノソロから始まり、Aメロの終わりにバンドサウンドが流れ込む構成となっています。

カップリングには、「アクロの丘」のリミックスバージョンである「アクロの丘“K.N.Y. Mix”」が収録されています。このリミックスは、Gary Adante、Rob Arbittier、Eddie DeLenaによって手掛けられました。

「ゆらめき」は、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの初期を代表する楽曲の一つであり、YOSHIKIのアレンジ参加という話題性も相まって、多くの音楽ファンに衝撃を与えました。彼らの音楽性の幅広さを示す重要な作品と言えるでしょう。

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