よしもとプリンスシアター

よしもとプリンスシアターの概要

よしもとプリンスシアター（Yoshimoto Prince Theater）は、東京都港区に位置していた吉本興業直営の劇場です。2009年4月25日に開館し、2011年11月30日まで営業していました。その後、この場所は「クラブeX（クラブ エックス）」という多目的な会場に改装されています。

劇場の施設と収容人数

劇場は3階にあり、実際には445席を有していました。内訳は、1階に357席、1階のベンチシートに46席、2階のバルコニー席に42席があります。また、劇場の前には物販スペースが設けられ、吉本芸人のオリジナルグッズが購入できるようになっていました。これは、訪れるファンにとって一つの楽しみの要素でもありました。

公演の形態とスケジュール

劇場では、毎日複数回にわたって公演が行われていました。公演は、通常3回に分けて行われ、初回は12:00に開演し、14:15に終了します。続いて、15:00に始まる第二回公演が17:15に終了し、最後の三回公演は19:00から21:15まで行われていました。前半では芸人たちのネタが披露され、後半には吉本新喜劇が上演されるという形が一般的でした。日によっては、ネタだけの公演が行われることもありました。

特に、週末や祝日には、アイドリング!!!とYGAといったグループによる「品はちライブ」というミニライブが開催され、観客に異なるエンターテインメントの提供がされていました。

主な出演芸人

この劇場には、数多くの著名な芸人が出演していました。中でも、笑福亭仁鶴、桂三枝（現・六代目桂文枝）、桂文珍、中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人、今いくよ・くるよといった伝説的なコメディアンが名を連ねていました。また、チュートリアル、タカアンドトシ、ライセンス、笑い飯、オリエンタルラジオ、石田靖、山田花子、アップダウン、三瓶、バッドボーイズ、椿鬼奴、仙堂花歩など、現在も多くの人気を集めている芸人たちが出演していたことでも知られています。

閉館とその後

よしもとプリンスシアターが閉館した後、この場所は新しい施設、クラブeXとしてリニューアルされ、さまざまなイベントやショーが行われる多目的会場として再生されました。このように、劇場が持っていたエンターテインメントの伝統は、新たな形で引き継がれていると言えるでしょう。

この劇場は、東京吉本の重要な拠点として多くの笑いと感動を提供してきました。その歴史は、今もなお多くの人々の記憶に残っています。

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