らくらくスマートフォン2

ドコモらくらくスマートフォン2 F-08E：シニア向けスマートフォンの進化

NTTドコモから発売された「らくらくスマートフォン2 F-08E」は、富士通によって開発されたシニア層向けのスマートフォンです。従来のらくらくスマートフォンの後継機種として、使いやすさと機能性が大幅に向上しました。

基本機能と特徴

進化したタッチパネル: 新開発のICチップを搭載した「らくらくタッチパネル」は、押し込みの度合いを正確に検知し、軽い押し込みでもスムーズに反応します。クアッドコアCPUと振動プロセッサにより、操作時のレスポンスが大幅に向上し、特に文字入力時の快適さが向上しました。
高画質ディスプレイ: 4.3インチの「鮮やかくっきりディスプレイ」は、ジャパンディスプレイの「WhiteMagic」技術を採用し、省電力かつ高輝度を実現。屋外でも見やすく、年齢による色覚変化にも配慮した自動調整機能を搭載しています。
強化された音声機能: 「スーパーはっきりボイス4」は、相手の声のこもりやキンキン感を自動調整し、聞き取りやすさを向上。大音量スピーカーを搭載し、ワンセグやラジオの音声もクリアに楽しめます。
カメラ機能の進化: 背面カメラには「Exmor RS for mobile」センサーを搭載し、インカメラも高画素化。自分撮りもよりきれいに撮影できます。

専用ブラウザとプリインストールアプリ

専用ブラウザでは、ブックマークをホーム画面に配置し、ワンタッチでアクセス可能。Google Playストアは利用できませんが、「Radiko.jp」や「しゃべってコンシェル」など、実用的なアプリを多数プリインストール。専用SNS「らくらくコミュニティ」への専用アプリや翻訳アプリも追加され、利便性が向上しました。

その他の機能

音声読み上げ機能: ウェブページの読み上げに対応し、聞き逃した場合はカメラボタンでリピート可能。
高速通信: シニア向けスマホでは珍しいLTE網「Xi（クロッシィ）」に対応し、高速通信が可能。
dマーケット: 動画や音楽などのコンテンツを楽しめるポータルサイト「dマーケット」にも対応（一部アプリを除く）。

主な搭載アプリ

radiko.jp
俳句・写真くらぶ
ドコモ地図ナビ
しゃべってコンシェル
らくらくコミュニティ
はなして翻訳
うつして翻訳

スペックと歴史

「らくらくスマートフォン2 F-08E」は、ARROWS NX F-06Eをベースとしており、ハイスペックな性能も特徴です。以下に、発売日やアップデートの情報をまとめました。

発売日: 2013年 8月16日
LINEアプリ対応: 2013年 10月30日より利用可能になったが、2020年 9月23日にサービス終了。

アップデート情報

2014年 6月2日: 歩数計の不具合を修正。
2014年 7月10日: 通話終了後の画面表示不具合を修正。
2016年 4月4日: ドコモメールに対応、歩数データの不具合を修正。
2017年 12月25日: ステータス通知エリアの表示不具合を修正。

パケット定額サービス

らくらくスマートフォン2 F-08E向けには、以下のパケット定額サービスが提供されていました。

らくらくパック: 音声通話定額制の基本プラン向け
Xiらくらくパケ・ホーダイ: Xi料金プラン向け

※「Xiらくらくパケ・ホーダイ」は、2014年8月末に新規受付を終了しています。

まとめ

らくらくスマートフォン2 F-08Eは、シニア層のユーザーニーズに応えるべく、様々な改良が施されたスマートフォンです。使いやすさを追求したインターフェース、視認性の高いディスプレイ、クリアな音声通話など、シニア層でも快適にスマートフォンを利用できる工夫が凝らされています。また、豊富なプリインストールアプリやLTE対応など、高い機能性も持ち合わせており、日常の様々なシーンで活用できる一台です。

外部リンク

docomo らくらくスマートフォン2 F-08E | 製品 | NTTドコモ
 携帯電話（F-08E） - FMWORLD.NET（個人）: 富士通

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