らくらくホンベーシック

らくらくホン ベーシック

らくらくホン ベーシックは、富士通が開発し、NTTドコモから発売された折りたたみ式の第三世代携帯電話（FOMA）端末です。らくらくホンシリーズの中でも、特にシンプルな操作性と手頃な価格を追求したモデルとして位置づけられています。初代モデルであるFOMA F883iから、F-01Gまで、複数の機種が発売されました。

らくらくホン ベーシック (F883i)

2007年4月に発売された初代モデルです。mova端末のらくらくホンIII（F672i）の後継機として登場しました。カメラを搭載せず、iチャネルに対応するなど、基本的な機能に特化しています。デザインは、グラフィックデザイナーの原研哉氏が手がけ、シンプルながらも洗練された印象を与えます。カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ゴールド、ピンクの4色です。

特徴

カメラ非搭載
iチャネル対応
歩数計機能
iモード対応（iアプリ非対応）

らくらくホン ベーシックS (F883iS)

2008年5月に発売されたモデルです。バリューコースに対応しており、機能は初代モデルと同等ですが、本体色がパールホワイト、オーシャンブラック、メタルレッド、アイスブルーに変更されました。また、「iS」の型番を持つ機種としては最後となりました。

らくらくホン ベーシックII (F-07A)

2009年4月に発売されたモデルです。この機種からドコモの型番命名ルールが変更され、型番表記が従来品と異なっています。カメラとmicroSDメモリーカードスロットが追加されました。カメラはAF対応の約200万画素CMOSで、「おまかせカメラ」機能を搭載しています。また、スーパーはっきりボイス2、ゆっくりボイス、スーパーダブルマイクなど、通話機能を強化しています。

特徴

カメラ搭載（約200万画素CMOS）
microSDメモリーカードスロット搭載
光ガイド機能
スーパーはっきりボイス2、ゆっくりボイス、スーパーダブルマイク
音声入力メール、デコメール対応

らくらくホン ベーシック3 (F-08C)

2011年4月に発売されたモデルです。NTTドコモ初のSIMロック解除対応端末となりました。カメラは有効画素数が約510万画素にアップし、笑顔撮影や追跡フォーカスなどの機能も搭載されました。また、スーパーはっきりボイス3、ぴったりボイス、あわせるボイスなど、通話機能がさらに強化されました。メインディスプレイも大画面化し、フォントも改良され、読みやすさが向上しました。

特徴

SIMロック解除対応
カメラ機能強化（約510万画素、笑顔撮影、追跡フォーカス）
通話機能強化（スーパーはっきりボイス3、ぴったりボイス、あわせるボイス）
大画面ディスプレイ
らくらくホンセンターへの接続ボタン
つながりほっとサポート
声の宅配便
デコメ絵文字対応
iモーション・ビデオクリップ、i Bodymo、iコンシェル、FOMAハイスピード対応

らくらくホン ベーシック4 (F-01G)

2014年10月に発売されたモデルです。ベーシックモデルとしては初の防水・防塵対応となりました。光ガイド機能も搭載され、操作性が向上しました。カラーバリエーションは、ゴールド、ピンク、ブラック、ブルーの4色です。2017年6月時点で販売終了。

特徴

防水・防塵対応
光ガイド機能


らくらくホン ベーシックシリーズは、シンプルな操作性と手頃な価格で、幅広い世代に支持されました。特に、シニア層にとっては、使いやすい携帯電話として、長年にわたり愛されてきました。

もう一度検索