らっぷびと

らっぷびとについて

らっぷびと（Rapbit）は、日本のラッパーであり、東京都世田谷区出身で1987年に生まれました。主にインターネットの動画プラットフォームを利用し、ライブパフォーマンスも行うなど、アクティブな音楽活動を展開しています。彼はオリジナル楽曲だけでなく、アニメやゲームの主題歌をラップ形式にアレンジすることでも知られています。

高校1年生の頃には音楽活動を開始し、ネットラップという新たなスタイルに出会います。最初は「風玉」という名前で活動をしており、同級生のkidと共に「ROMPIN CREW」を結成しました。後にもう一人の同級生であるKOUが加入し、活動を続けていきます。数年間の音源制作と実績を背景に、2007年に「らっぷびと」へと名前を改め、本格的にソロ活動をスタートさせました。

らっぷびとのキャリアのターニングポイントとなったのは、2008年8月6日にリリースされたインディーズアルバム『RAP BEAT』です。このアルバムに収録されている「When They Cry」は、2008年7月度の有線ランキングで1位を獲得し、同月のオリコンインディーズチャートでは初登場3位を記録しました。いち早くインディーズシーンで注目を集めた彼は、イブDJとしてkidが参加し、他にもみくすびとやどうがびとなど、様々なサポートメンバーと共に活動していました。

彼の楽曲の中には、アニメ『ひぐらしのなく頃に』の影響を受けたものも多く、その中でも「人として軸がぶれているらっぷ」は特に有名です。この曲は人気アニメのオープニングテーマをアレンジしたもので、一度は無許可のMAD作品として公開された経緯がありますが、その後に権利者から公式な許可を受けることができ、アルバムに収録されることが実現しました。さらに、彼は『さよなら絶望先生』の楽曲のアレンジでも知られ、2009年には「空想ルンバらっぷ」がOADのオープニングテーマとして使われました。

2011年1月には、一般女性との結婚を発表し、同年10月には体調不良を理由に活動を一時休止することを決定しました。しかし、2012年には活動を再開し、その後も個人のブログなどで、ガールズユニットももいろクローバーZのファンであることを公言するなど、日々の活動を続けていきます。彼はももいろクローバーZの「Chai Maxx」のラップアレンジをニコニコ動画にアップロードするなど、積極的に新曲へのアプローチを行っています。

さらに、2019年からは「TATSUMA」と「アリレム」とのユニット「UNEEK ARTS」としてYouTubeでも活動を開始し、様々なジャンルの音楽に挑戦しています。これまでの活動を振り返ると、シングル、アルバム、フィーチャリング曲など多岐にわたるディスコグラフィを持ち、インディーズからメジャーまで幅広いリリースがあります。

らっぷびとは、音楽だけでなくテレビやラジオにも出演しており、さまざまなメディアでその活動を広げています。彼のスタイルや音楽に対する情熱は、多くのファンを引きつけ、今後もさらなる展開が期待されます。

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