るろうに剣心 (実写映画)

実写映画『るろうに剣心』シリーズ

『るろうに剣心』は、和月伸宏の人気漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-|るろうに剣心_-明治剣客浪漫譚-」を基にした日本の実写映画作品で、主演には佐藤健が起用されています。監督を務めるのは大友啓史で、アクション監督に谷垣健治が登板。ワーナー・ブラザース映画が制作し、全体を通じて日本国内外で高い評価を得ているシリーズです。

シリーズの概要

この映画シリーズは、緋村剣心というキャラクターが主人公で、明治時代の日本を舞台にしています。剣心はかつて人斬りとして悪名を馳せた剣士ですが、改心し「不殺の誓い」を立てて流浪の旅をする姿が描かれています。彼の成長や戦い、友情、愛がテーマであり、各作品で異なる敵と対峙します。

初作『るろうに剣心』（2012年）

第1作は2011年に撮影が開始され、2012年に公開されました。物語は、剣心が明治に入ってから出会うさまざまな出来事を描写し、新型の阿片取引や、偽の「人斬り抜刀斎」との戦いが中心です。

あらすじ

物語は幕末、京都を舞台に始まります。緋村剣心は暗殺者としての過去を持ちながら、剣を置き「不殺の誓い」を抱えた流浪の者です。ある日、彼は悪徳商人・武田観柳のもとに囚われた女医・高荷恵を助けるために、激しい戦闘を繰り広げます。次々と現れる敵との戦いを通して、剣心は再び自らの力を見つめ直し、人斬りとしての過去と向き合います。

続編『るろうに剣心 京都大火編』と『伝説の最期編』

2014年には、物語の続編として「京都大火編」と「伝説の最期編」が公開されました。これらは前後編という形式で続き、志々雄真実という新たな敵が登場し、剣心は再び歴史に深く関わることになります。

あらすじ（京都大火編・伝説の最期編）

京都大火編では、剣心が志々雄の復讐劇に巻き込まれ、仲間を守りながら戦う姿が描かれます。伝説の最期編では、剣心が過去の罪を償うために、志々雄との決戦を迎えます。剣心は新たな仲間と共に、過去を乗り越え、未来を切り開くために戦います。

完結編『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』

2021年には、原作の「人誅編」を基にした完全新作として「最終章 The Final」と「The Beginning」が公開され、剣心の物語に新たな結末が加わりました。これにより、彼の過去や愛、復讐にまつわる新たなエピソードが深く掘り下げられます。

国内外での反響

『るろうに剣心』シリーズはその興行成績が好調で、初作は公開5日間で興行収入5億円を突破しました。また、アジア各国でも人気を博し、特にアクションシーンの緻密さやキャラ設定に高い評価が寄せられています。さらに、海外映画祭でも数多くの賞を受賞し、国際的にもその知名度を向上させています。

テレビ放送と受賞歴

2013年以降、テレビでも放送され多くの視聴者を魅了。また、日本アカデミー賞や日刊スポーツ映画大賞など、数多くの映画賞を受賞しています。特に武井咲の演技に関しては高く評価されており、新人賞を多数受賞しました。

まとめ

『るろうに剣心』シリーズは、その多面的なキャラクターや深いストーリー展開、息を呑むようなアクションシーンで、観客を魅了し続けています。和月伸宏の原作が実写映画として見事に再現され、多くの人に愛される作品となっています。

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