れいわ新選組

れいわ新選組について

概要

れいわ新選組（れいわしんせんぐみ）は日本の政党であり、2019年4月1日に元俳優で参議院議員の山本太郎が創設しました。この党は、その設立直後から急速に知名度を上げ、同年7月に行われた第25回参議院議員選挙では政党交付金を受ける要件を満たし、国政政党としての地位を確立しました。

党の設立

山本太郎は、参議院議員選挙を見越してこの政党を立ち上げ、記者会見で党の理念や政策を発表しました。れいわの名称は、新元号「令和」が発表された日に届け出たことから由来しています。党の設立時点で、山本は自由党に所属していたが、後に離党し、党の活動を本格化させました。

選挙戦の戦略と結果

2019年の参院選では、山本は重度身体障害者や性的少数者などの社会的弱者に焦点を当てた候補者を擁立しました。特に、比例区特定枠では重度身体障害者2名を選出し、これにより支持を集める方針を取りました。この戦略はSNSでも話題になり、選挙戦の「れいわフィーバー」と呼ばれる現象を巻き起こしました。

選挙では、山本自身が東京都選挙区から比例区へ移り、最終的に党は2議席を獲得。比例区での得票数は240万票を超え、党全体で228万票を獲得しました。この成績は、れいわ新選組が政党としての地位を確立する一因となりました。

政策と理念

れいわの政策には、消費税の廃止、法人税の累進制導入、最低賃金1500円の実現、安い家賃の住まいの提供、辺野古基地建設の反対などが含まれます。また、ジェンダー政策においては労働の男女格差を埋めることや、同性婚の合法化、堕胎の権利に関する明確な提案をしています。

他党との関係

れいわ新選組は、共産党と連携を視野に入れる一方で、立憲民主党や社会民主党とも政策面での協議を行っています。消費税の5%への減税を共通の政策として掲げ、野党連携を進めるあたりにも、国民の生活向上を目指す姿勢が表れています。

今後の展望

2023年の統一地方選挙でも一定の議席を獲得し、れいわ新選組は地方レベルでの存在感を示しました。党内では、さらなる議席の増加とともに政策の実現に向けた取り組みを強化し、国政においても影響力を持ち続けることを目指しています。

このように、れいわ新選組は、山本太郎を中心に社会の声を反映し、多様な政策を展開し続けています。

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