わいわいティータイム

わいわいティータイム

『わいわいティータイム』は、1997年の3月31日から9月26日まで、TBS系列で放送されていた生活情報番組です。この番組は、平日の午後2時から午後3時55分までの約2時間にわたり、多彩な生活情報を提供しました。番組は、前番組『素敵なあなた』のリニューアル版としてスタートし、放送時間が大幅に拡度されました。

概要

TBSは報道系のワイドショーから撤退する方針を取っており、その一環として『わいわいティータイム』も報道に特化した内容ではなく、生活に密接した情報を取り上げました。この方針により、より多くの視聴者に親しまれる番組を目指したわけです。番組の企画や内容は多岐にわたり、家庭生活に役立つ情報やエンターテイメントが中心となっていました。

出演者

番組の司会を務めたのは、山本文郎さんで、前番組から引き続き出演しました。レギュラー陣として、木場弘子さん、森脇健児さん、島崎和歌子さんが出演し、コーナー出演者として大木凡人さんも登場しました。リポーターには福田直代さんが、ニュース担当には長峰由紀さん（TBSアナウンサー）が担当し、さまざまな視点から番組を彩りました。

人気のコーナー

特に注目を集めたのは、大木凡人さんが全国のイトーヨーカドーに出向いて一般主婦に時事クイズを出題するコーナーです。このクイズコーナーは、多くの視聴者から楽しんでもらえた内容となり、家庭内でも話題になったことでしょう。毎週木曜日には、前週の放送されたドラマを振り返るコーナーがあり、その際には「番宣しんちゃん」というキャラクターも登場し、ドラマ『オトナの男』での特別出演も果たしました。

島崎和歌子さんのダイエット挑戦も、視聴者の関心を引くコンテンツでした。当時の体重58.9キロから45キロへの減量を目指すダイエットコーナーは、彼女の努力と過程を追う形で毎回放送され、多くの人にとって励みとなりました。

志向と影響

番組開始時に山本司会者は、「この番組で事件や芸能スキャンダルを扱うのであれば、私はここには絶対に座らない」と明言しました。この発言からも、番組が如何に生活情報に特化したものであったかが伺えます。山本氏は、本番組を最後に、長年携わっていた帯番組の出演を一旦終えましたが、約12年後の2009年には『ひるおび!』に出演し、再び帯番組に復帰しました。

ネット局

『わいわいティータイム』は、TBSをはじめとする多くの地方局で放送されました。フルネットで放送される地域としては、東京放送（現TBS）や静岡放送、北陸放送などがありました。また、15:00からの途中飛び乗りで放送する局も存在しました。特に北海道放送は自社制作のコーナー扱いで番組を放送していたため、視聴者に対して特別な配慮があったようです。

結論

『わいわいティータイム』は、生活に役立つ情報を多岐にわたって伝えた、1つの斬新な試みの番組でした。視聴者との交流を重視し、エンターテイメント性を取り入れながら、親しみやすい内容を提供しました。この番組は、TBS系列平日午後のワイドショー枠における新しいモデルを作るきっかけともなり、影響を与えました。

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