わがままファッション ガールズモード

わがままファッション GIRLS MODE

概要

『わがままファッション GIRLS MODE』は、2008年10月23日に任天堂からリリースされたニンテンドーDS用のファッションコーディネートゲームです。このゲームは、シンソフィアによって開発され、プレイヤーはセレクトショップの店長として顧客の接客や仕入れを行いながらファッションの世界を体験します。

プレイヤーの主な目的は、来店する客や自分自身のキャラクターをおしゃれにコーディネートすることです。ゲーム内には、架空の16ブランドによる多様なファッションアイテムが10000点以上用意されており、衣服だけでなく、帽子や靴、アクセサリーなど多岐にわたります。ゲームを進めることでアイテムの選択肢が増え、プレイヤーのヘアスタイルやメイクも自由に変更できます。

ゲームの流れ

ゲームが始まると、プレイヤーは人気ショップ「ルミナ」の店員としてスタートします。接客をこなしていくうちに、徐々に仕入れやディスプレイの管理を任されるようになります。プレイヤーが成長し、店のオーナーや仲間に認められることで、最終的には新たな店舗の店長に昇進します。

さらに、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用して、オンライン上に仮想支店を開いたり、ダウンロードを通じて実在ブランドのアイテムを手に入れることも可能です。

2009年には、ヨーロッパやオセアニアで『Nintendo presents: Style Boutique』、北米では『Style Savvy』のタイトルでそれぞれ発売されました。続編として、2012年9月27日にはニンテンドー3DS用の『わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!』も登場しています。

登場人物

• - 主人公: 初めは「ルミナ」の店員で、その後新店舗の店長に選ばれるキャラクターです。プレイヤーが名前を自由に設定可能です。
• - アキ: 「ルミナ」の店長。
• - ライ: 「ルミナ」の同僚店員で、後に主人公の店でも働きます。
• - 美也: 「ルミナ」及び新店舗のオーナー。
• - 雪治: 美也の執事。
• - マリエ: メイクサロンの店長。
• - ソラ: 美容室の店長。
• - 波里夫: ファッションコンテストの司会者。
• - アヤメ: 不定期に登場するカメラマンで雪治の孫です。

施設とブランド

主要な施設には、主人公の部屋「マイルーム」、オリジナルのショップ「マイショップ」、様々なファッションコンテストが行われる「コンテスト会場」、「メイクサロン」、そして「美容室」などがあります。これらの場を活かしながら、プレイヤーはファッションの魅力を存分に体験できます。

開発の背景

本作の企画は、2005年末にシンソフィア社長の吉田秀司が「服をテーマにしたゲームを作りたい」と発言したことから始まりました。当初は非常にシンプルなコンセプトシートしか存在せず、その後、任天堂により詳細な企画書の作成が求められました。提案者である田島梓は、長年ファッションに興味を持っており、このテーマに惹かれてゲーム化を進めました。

評価と反響

ゲームがリリースされると、主に女児や女性をターゲットとしながらも、ファッションに興味を持つ男性にも楽しめる要素が評価されました。その中で、特に接客と顧客のニーズをつかむシステムが高く評価され、一般的なゲーム体験とも比較される意見も上がりました。また、2009年の日本ゲーム大賞では特別賞を受賞し、その人気を証明しています。

漫画展開

本作を基にした漫画作品もいくつか存在し、様々なオリジナルの主人公が登場しています。これにより、ゲームの魅力をさらなる形で楽しむことが可能です。

まとめ

『わがままファッション GIRLS MODE』は、ファッションに特化したシミュレーションゲームとして、多くのプレイヤーに愛され続けています。セレクトショップの店長として、様々なファッションを楽しむことができ、スリリングな体験ができる本作は、ファッション好きには欠かせないタイトルです。

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