わがままDIY

わがままDIY

『わがままDIY』は、ざらが描くユニークな漫画作品で、2008年6月号の「DOS/V POWER REPORT|DOS_V POWER REPORT」（インプレスジャパン）にて連載されました。この作品の魅力は、元気いっぱいの新米OL、面藤志乃と妖怪であるざしきわらし「わらし様」の異色コンビが繰り広げる独特なストーリーにあります。

作品の内容

作品の中心には、二人の主人公がいます。志乃は初めてOLとして働くことになり、最初はパソコンに詳しくない状態ですが、わらし様との関わりが彼女を変えていきます。わらし様はパソコン自作を楽しむ妖怪で、志乃の無茶な要求に応えたり、昔ながらのゲームで仲間たちと対戦したりすることに楽しさを見出しています。彼女たちの周りには、個性的なキャラクターが次々に登場し、物語を一層盛り上げています。例えば、仕事に役立つ技能を持つ後輩剣津原サエや、オンライン仲間である電脳研究会のメンバーたちです。

名前の由来

登場人物たちの名前は、パソコン関連の用語やショップ名にちなんでつけられています。主人公の志乃は、インテルのCPUコードネーム「Mendocino」に由来しています。その一方で、わらし様は年代を感じさせる口調が特徴的な無邪気な妖怪です。このため、作品中で何かとパソコンと結びつけた発言が多く、面白いギャグとして読者を楽しませています。

特異なエピソード

作品には、著者が当初考えていたタイトル「わがままBTO」が実際に呼ばれる理由や、連載中に発生したエピソードなど、興味深い背景があります。特に、第23回は担当者のカウントミスで一時存在しなかった回ですが、単行本の発売時に特別に書き下ろされた内容です。この回では、通常の2ページの構成ではなく、2つの4コマ漫画が組み合わされています。

単行本の発売

『わがままDIY』は現在、インプレスジャパンから出版されており、合計で3巻が刊行されています。それぞれの巻には、キャラクターたちの新たな冒険や成長が描かれており、ファンを魅了する内容となっています。

• - 第1巻（2011年12月22日発売） ISBN 978-4-8443-3126-1
• - 第2巻（2015年2月27日発売） ISBN 978-4-8443-3763-8
• - 第3巻（2018年2月28日発売） ISBN 978-4-2950-0323-6

このように、『わがままDIY』はキャラクターたちの個性やユーモアあふれるストーリー展開で多くの読者から愛されています。彼女たちのパソコン自作を通しての成長だけでなく、友人たちとの絆も描かれており、楽しむだけでなく、共感できる要素も含まれています。この作品は、技術と友情が交錯する新たな形のドラマとして、多くのファンに支持され続けています。

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