わが家は11人

わが家は11人（The Waltons）

『わが家は11人』は、1972年から1981年までの間、アメリカ合衆国で放送されたテレビドラマで、全9シーズン、210回のエピソードが制作されました。この番組は、ロリマー・テレビジョンの手によって制作され、CBSネットワークで放映されました。物語は、作家アール・ハムナー・ジュニアの自伝に基づき、彼の浮き沈みのある家族の生活を描いたホームドラマです。

放送と評価

このドラマは、1971年に放送されたテレビ映画『父の帰る日』の一部のキャストを変更して制作されたもので、そのユニークなストーリーが観客から高く評価されました。『わが家は11人』は、プライムタイム・エミー賞において34部門にノミネートされ、うち12部門で受賞するなど、そのクオリティの高さを証明しています。日本では、1973年の1月から4月までの間、TBSテレビで水曜8時枠に放送されました。

あらすじ

物語の舞台は1930年代の大恐慌時代、バージニア州にあるウォルトン家です。この家族は、父親ジョン、母親オリヴィア、祖父母、そして7人の子供からなる11人家族で構成されています。彼らは経済的には恵まれないものの、互いに助け合いながら、数々の困難に立ち向かっています。家族の絆や日常の出来事が描かれ、特に子供たちの成長や家族の歴史に焦点が当てられています。

主なキャスト

このドラマの主要キャストには、ジョン・ウォルトン役を演じたラルフ・ウェイト（吹替：宇津井健）、オリヴィア・ウォルトン役のマイケル・ラーンド（吹替：北沢典子）、祖父ゼブロン・ウォルトン役のウィル・ギア（吹替：宮口精二）、祖母エスター・ウォルトン役のエレン・コービー（吹替：堀越節子）、そして長男ジョン“ジョン・ボーイ”・ウォルトン役としてリチャード・トーマス（吹替：太田博之）が知られています。

他にも、次男ジェイソン役のジョン・ウォルムスリー、三男ベン役のエリック・スコット、四男ジェームズ・ロバート役のデヴィッド・W・ハーパー、長女メアリー・エレン役のジュディ・ノートン・テイラー、次女エリン役のメアリー・エリザベス・マクドノー、三女エリザベス役のカミ・コトラーといった多彩なキャストがそれぞれ重要な役割を果たしています。

「わが家は11人」の影響

このドラマは、多くの視聴者に愛され、特に家族の絆や協力することの価値を再確認させる作品として、今もなお語り継がれています。時代の厳しさを描きながらも、希望や温かさを感じさせるそのストーリーは、家庭や人間関係の大切さを教えてくれます。アメリカの文化に深く根付いたこの番組は、視聴者に感動を与え続けています。

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