わたしのにゃんこ

「わたしのにゃんこ」は、1983年4月～5月にNHKの『みんなのうた』で放送された楽曲です。作詞・作曲は矢野顕子さん、編曲は坂本龍一さんが担当し、矢野顕子さんとひばり児童合唱団によって歌われました。

概要

この楽曲は、学校からの帰り道に子猫を見つけ、ようこちゃんとシンジくんと共にその子猫と仲良くなる様子を描いています。しかし、後にその子猫は姿を消してしまい、別れを経験するというストーリーです。矢野顕子さんにとって、初の『みんなのうた』への出演作となりました。

楽曲の中では、かつて『みんなのうた』でも紹介された童謡『待ちぼうけ』のイントロ部分が引用されています。これは、楽曲に懐かしさと温かさを加える効果をもたらしています。

『みんなのうた』で使用されたアニメーション映像は大橋歩さんが制作を担当しました。大橋歩さんの温かみのあるイラストが、楽曲の持つ優しい世界観をより一層引き立てています。

この楽曲は、高野寛さんによってカバーもされており、高野寛さんのカバーアルバム「TOKIO COVERS」などで聴くことができます。また、BS-TBSで放送されている「ねこ自慢」（2019年4月 - ）のオープニングとエンディングテーマとしても使用され、幅広い世代に親しまれています。

2023年3月28日、『みんなのうた』で本曲を含めて3曲の編曲を担当した坂本龍一さんが逝去されました。その日の23時15分からラジオ第2で本楽曲が放送され、坂本龍一さんの功績を偲びました。

収録

EP
「わたしのにゃんこ」（1983 徳間ジャパン） ジャケットは大橋歩さんが担当
CD
「愛が足りない」（1995 MIDI）
「NHKみんなのうた 55 アニバーサリー・ベスト~日々~ 」（2016 ポニーキャニオン）

関連情報

みんなのうた放送曲一覧
* 夢みる子ねこ

「わたしのにゃんこ」は、子猫との出会いと別れを通じて、子供たちの心の成長を描いた心温まる楽曲として、多くの人々に愛され続けています。

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