ひばり児童合唱団

ひばり児童合唱団の紹介

ひばり児童合唱団（Hibari Children Chorus）は、日本の児童合唱団で、東京都目黒区に位置しています。この合唱団は、1943年に皆川和子によって設立されました。最初は東京都杉並区の荻窪で活動が始まりましたが、その後の歴史を経て、現在の洗足に本拠を移しています。

構成と活動内容

団員は3歳から高校3年生までの年齢層で構成されていますが、正式な団員は主に小学2年生以上です。年に一度の定期演奏会のほか、アーティストのコンサートへの出演、オペラやテレビ番組への出演、CMやCDのレコーディングなど多岐にわたる活動を行っています。これまでには、学生時代の矢代秋雄や冨田勲といった音楽家たちが伴奏者やゲストとして参加してきました。

歴史の歩み

• - 1943年: 皆川和子が近隣の子供たちを集めて歌唱指導を開始。
• - 1944年: 悲劇的な戦時下での疎開が行われ、神奈川県足柄上郡山北町に移動。
• - 1946年: NHK学校放送に団員が出演。その際に「ひばり児童合唱団」と改名される。
• - 1950年: 本部を神奈川県横浜市鶴見に移動。
• - 1951年: コロムビアレコードの専属団体となる。
• - 1955年: 現在の目黒区洗足に本部を移転。
• - 1962年: キングレコードと専属契約を結び、活動の幅を広げる。
• - 1971年: 沖縄民謡「じんじん」により第13回日本レコード大賞童謡賞を受賞。
• - 1974年: カーペンターズの来日公演に出演し、「シング（Sing）」を共演。
• - 1980年: 矢野顕子のアルバム「ごはんができたよ」のレコーディングに参加。
• - 1999年: セリーヌ・ディオンの東京ドーム公演に出演し、共演。
• - 2004年: 皆川和子が健康上の理由で退き、甥の皆川理が代表に就任。
• - 2014年: 和子が92歳で永眠。

参加作品

ひばり児童合唱団は、さまざまなメディアでその才能を発揮しています。代表的な参加作品には、以下のようなものがあります:

• - チャージマン研!(1974年): オープニングテーマ「チャージマン研！」
• - ケロロ軍曹(2008年): エンディングテーマ「ケロ猫のタンゴ」（皆川おさむとの共演）
• - 新・のび太の宇宙開拓史(2009年): 挿入歌「キミが笑う世界」
• - 新・のび太の大魔境～ペコと5人の探険隊～(2014年): 劇中歌「夢をかなえてドラえもん合唱バージョン」
• - のび太の南極カチコチ大冒険(2017年): 劇中歌「パオパオダンス」

主な出身者

ひばり児童合唱団には、多くの著名な出身者や関係者がいます。以下はその一部です:

• - 安田祥子: 歌手。
• - 由紀さおり: 歌手、団員時代は「安田章子」として活動。
• - 本間千代子、松島トモ子、伊東恵里など、各種メディアで活躍する才能を持つ人々が名を連ねています。
• - 皆川おさむ: 現在の主宰者であり、創設者の甥。

外部リンク

• - ひばり児童合唱団オフィシャルサイト
• - ひばり児童合唱団公式YouTubeチャンネル

ひばり児童合唱団は、その歴史と活動の豊かさから、多くの人々に愛され続けています。彼らの音楽が持つメッセージは、世代を超えて多くの人々に感動を与えています。

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